
入間 – 基地と祖母とmaishinta
入間ってずっと行ってみたい場所だったのですが、初めて今回訪れることができました。有り体に言うと、今から50年ほど前になるのでしょうか、祖母が商売をやっていた土地という。祖母は洋裁の仕事をしていて、仕事場自体は八王子だったのですが、入間にお店を持っていたそうです。当時、入間には在日米軍の基地があり、そこの人たちをメインのお客さんに洋服やドレスを仕立てる仕事をしていたと聞いています。というわけで一度行ってみたかった。
入間街歩き
元町中華街から1時間半ほど、入間市駅を目指しました。道中はGhost in the shellをiPadで観てました。割と快適でちょうど一本分くらいだった。友人に教えてもらった情報も手がかりにちょっと歩いてみました。
現在の入間駅。
航空自衛隊の基地沿いの道を歩きました。
大きな公園があります。
Johnson Townと言われる、今は一部商業施設になっている、在日米国人の人たちの住居が多かったエリアを散策。
祖母が出入りしていたのが基地なのか住居エリアなのかはよくわからないのですが、型紙の採寸をしに出かけたりしていたそうです。なかなか根性要りそうというか、今思うと大変な仕事だったろうなあと思います。50年を経て、孫の自分が歩いているの、なんか少し不思議な感じがしました。何をするわけでもなく。ちょっと面白かった。
maishinta “love is” Release Live
さて、入間に来たのは友人のライブを聴くためで、文化創造アトリエ・アミーゴ、というところに向かいました。maishintaというユニットの”love is”というFirst AlbumのRelease Liveでした。
とても素敵な会場。なんでここなんだろうと思ったのだけど、来てみたらわかった感じでした。廃校舎でしょうか、木造の平屋建てのホールは天井も高く、ステージの奥には緑が見えて、夜風が心地よく、鈴虫の鳴く音と、雨が屋根を打つ音が、環境音として聴こえます。
お二人がネパールを旅しながら作った曲ということで、現地のエピソードや曲作りの話を挟みながら、二部構成のステージはとてもアットホーム。幕間では来場者と言葉を交わしたり、美味しいグラスワイン飲んだり、とても良い時間でした。
Lalitpurのブースとmaishintaのブースが並んでいた。Lalitpurは向田麻衣さんが手がけるネパールのコスメブランドで、現地に雇用を生み出しながら、品質の高い化粧品を製造販売しており、僕も少しWebの運用などをお手伝いしています。
Lalitpur(ラリトプール) | ネパール産ナチュラルコスメブランド
maishinta、”love is”、僕もCD買いました。というかMacに落として今、聴きながら書いています。今日、小雨の中で聴いていたせいか、AMEって曲がお気に入り。
なんか独特の世界観、って言葉ありがちなんだけど、時間に吸い込まれるような感覚というか、二人の淡いんだけど、芯がある歌声に、美しいメロディと、そよぐような環境音が合わさって、柔らかに溶けていた(僕が)。
向田さんについては、なんかふと思い出したんだけど、この人すごいんじゃないかな、って思ったことがあって、以前、TedxKeioSFCというイベントで講演聞いた時だったんだけど、なんだろう、いや、やっぱり独特の世界観だったんですよね。不思議だった。
それよりはなんか今日はもうちょっと平たく言うと「楽しげ」だった感じがしました。とても気分良く、心地良く、聴けました。良い時間を過ごしているなという気がしました。音楽を聴いているんだけど、「静かな時間を持てている」感覚というか。
まとめ
ちょっと遠出になったけれど、行って良かった。なんか満ち足りた心持ち。
こちらの向田麻衣さんの本も、色々な人に薦めているけど、とても良い本です。
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入間で撮って来た写真は祖母に見せてみようと思っています。とても良い訪問になりました、入間。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)