2017/7/29

ET Next 5 Years : “Create a methodology.”

ラグビーの話に引き続き、こちらも割とゆるめに書こうと思います(まあ、実際割とゆるい話です)。ETの5期を終えまして、会社の設立は2012年の11月ですから、5周年ていう意味ではもうちょっと後なのだけれども、5期を終えて、一旦、ETの次の5年を考えよう、というのをタスクリストに入れていました。なんか昨晩そういや7月終わっちゃうのにやってないなあこれ、と思って紙とペンで描き始めたら、案外、すんなり書けた。

まあ5年潰れなかったな―、って言うのありますけどね、まずもってw。なんせ初めてのことだったので。

一人会社だけど株式会社で、社長だけどフリーランスで、って相変わらず見積もり出すところから請求出すところまで自分でやってるんですけど、色々な人のサポートをいただきながら、どうにかこうにかやっています。

この5年の特徴

会社が5年だから、これを相対的に語れなそうですが、ETには、個人事業主としてやって来た、Experience Transportersの7年というのがあります。これと比較した時に、ETの5年は割と相対的に語れます(会社員辞めて起業した人は、会社員時代と比べてとかあるのか)。すごく特徴的なことは受託請負だけじゃないところまで、踏み込むようになった、ということです。特に特徴的なのはNPOのプロジェクトへ実行委員として5年参加したこと(これはボランティアですが、まあ言うてもET=僕なので)、ベンチャー企業に2年週1訪問でプロジェクトに参加させていただいていることがあると思います。他にもユレッジみたいに独自プロジェクトもありましたが、完全自走はなかなか難しく、間借りするというか、借りぐらしのアリエッティというか、なんか体力のあるプロジェクトで1つの役割をもらい、そこに自分をリソースとしてETから割いていく、そんな動き方をしていました。

異なるプロフェッション

NPOのプロジェクトでは、プロモーションが僕の専門性でした。それまでのETの仕事だと、Webや印刷物など制作物を納品する仕事が主でしたが、ボランティア集めやイベント集客など、目的に対して包括的なアプローチが必要で、総じてプロモーションがプロフェッションになっていました。

ベンチャー企業では、UXデザインやプロトタイピングが僕の専門性になっています。当初はデザインのリソースを補完する意味で週1訪問でのワークスタイルが始まりましたが、プロジェクトにアサインされ得手不得手を見てもらいながら、今はUXデザインやプロトタイピングの部分が僕のプロフェッションになっています。

プロジェクトの内と外

プロジェクトの外にいるとWeb作れます、マーケティングわかります、デザインできます、的なプロフェッションに対して発注をもらって、それに応じた制作物を納品するのが仕事でしたが、プロジェクトの中に入ると、もう少し役割が流動的になって、納品物ベースじゃなくて職能ベースになる印象があります。もともとET自体がなんでも屋的な部分あるので、要求に応じて役割が代わる、そんな感じです。

まあでもよくよく考えると、普通の人なら、異業種への転職とか、違う部署への異動とかあって、そこで新しい仕事を覚えるわけで、業務委託の形で、そういうアサインをされている、みたいなことなのかも知れません。実際、上の2つの例でも新しく学ぶことは多くありました。これコンサルティングともちょっと違うのかなって気もしていて(コンサルティングしてるわけじゃないし)、なんだろう、外部アサイン?なかなかうまい言葉が見つからないけれども。

作るのは方法論

そんな経験があり、この5年を振り返って思うのは、なんか色々やるけれど、作るのは方法論、なのかなってことです。こういうやり方だとやれますね、ってのを時間をかけてプロジェクトや組織の中に、周囲の人達と一緒に作っていく、それをしばしばドキュメント化したり、制作物化したりしていく、そんな感じかなあと。ただ、これ中の人は皆それぞれにやってることなんですよね。ただ、今までは完全に外にいたので(受託請負での制作の仕事って基本そう)、それがちょっと変わったのかなと。

何でもできるは何もできないと同じこと

これ学生時代に某有名広告代理店での打ち合わせで言われたことで今でも覚えているのですが。ただ、何でもできるじゃなくても、ある程度、時間をかけて根気よく付き合ってもらえれば、今までできなかったことや、まだまだ勉強が足りないところもなんとかなるなって気がしてて、それだよな、ここのところもらったチャンス、って思うんですよね。最初から要求に120%応えられたわけじゃないけれど、根気よく付き合ってもらって来たら、色々可能性が拓けて来た感じというか。

まとめ

というわけで、”Create a methodology”ということなんだけれども。今後は他のところでもそういうことをやっていきたいというのと、今までのクライアントワークやパートナーとの連携やET独自でやることにも、こういうコンセプトというかスローガンというか、まあだから方法論ですよね、を持ち込んでいくような意識を持って次の5年をやってみたいと思うんですよね。

この5年やって来たことをもっとやるのが次の5年ってのが実態で、まあでも続けて10年経った時に、その総体はまた違う解釈ができて、次の10年に繋げていけるようなものに成り得る、そんな気もうっすらしています。

なんかシンプルな言葉にまとまって良かった。折々でこのスケッチに立ち戻れるようなものになれば良いなと思っています。

定まった感。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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