
高松 – 春と、桜と、島と、うどん
最初に結論を書いてしまうと、2週間早かった。物語を届けるしごと、という界隈では有名なブログがありまして、友だちがやっているのですが、そこに島並を背景に桜が満開の写真あり。こういうの撮りたいなあとずっと思っていて。撮れなかった。。。なのですが、それを軸に、2泊3日の高松滞在、とても楽しめました。旅行記です。
高松丸亀町商店街
高松空港に降り立ちます。天気は生憎の雨模様。今回は航空会社のホテル宿泊とのセットプランを利用し、割と良い高松港に近いホテル宿泊でした。ホテルにとりあえず、チェックインしようかと思ったのだけれど、空港からのバスが瓦町に泊まるのに気付いて、慌てて降りて、久し振りに高松丸亀町商店街を歩くことに。
この商店街、日本有数の商店街の再開発の成功事例らしく、政治家もよく視察に来るとのこと。古いお店と、真新しいセレクトショップや飲食店が混在し、住宅もあったりで、とても面白いです。雨だったのですが、ほとんどアーケードの下を歩けて、傘いらず。いくつか面白そうなお店覗きつつ、歩きます。
うどん一福
今回何軒かうどん屋行ったのですが、一発目。商店街の町中にあります。
かけうどんの大を頼んで、イカ天と高野豆腐天を取りました。うどんをどんぶりに盛り付けてもらい、会計を済ませてから、出汁の入ったタンクの蛇口を捻ってスープを注ぎ(これ割とポピュラーなスタイルみたい)、薬味を乗せて、席へ。下調べしなかったんだけれども、結構有名なお店だそうで、美味しかったです。
高野豆腐天、甘く煮た高野豆腐が天ぷらになってるんだけど、初めてで。うどん屋さん結構色々なものを揚げるみたいで、他のお店では「お稲荷さん」を揚げるところもあるとか。
ホテルクレモント
今回泊まったのは、JRがやっているホテルクレモンというところだったのだけれど、なんせ、アクセスが良い。船にも乗れるし、ことでんにも乗れる。動きやすかったです。
道すがらの和菓子屋さんで春っぽいのを買ってみる。
実は気になるタスクがあったのですが、あんまりスクランブルかからず。
料理 遊
高松に入ったことを先の友人に伝えたら、美味しい店情報たくさん送っていただきまして。料理 遊というお店を薦められました。ここ最高だった。
これ食べた順番なんですが、特に注文せずとも、盛り合わせで色々出してくださり、野菜やイイダコの炊いたんとか、刺身の盛り合わせとか、タコ、美味しかった。隣の席の人が食べてて気になって、ぬたをお願いし、カウンターを見て回って、これなんですか?と聞いたら、つくしの卵とじと言われたので、それもいただく。新ごぼうとイカナゴのかき揚げも美味しかったし、最後、立派な焼き椎茸に舌鼓。
会計済ました後に、お店のお母さんが両手にイチゴ抱えて持ってきてくださいました。さぬき姫というイチゴ。とても美味しかったのと、とても嬉しかったのと。お店の方々も感じ良く、本当に良いお店。
鶴丸
〆に同じく教えていただいたお店に、カレーうどんを食べに行きました。これも抜群。隣の席は外国人一人の旅行客でしたが、英語メニューを見ながら肉うどんを注文していました。高松、かなりインバウンド需要ある様子。外国人の方、多かった。うどんを切る音が、お店のBGMになってて、カウンターで様子見ながら、うどん待つのも楽しかったです。
さか枝
朝友人と待ち合わせて、朝うどん。高松県庁の近く。6:30からやってるそう。
かけうどんに、イカ天と豆天。友人のイチオシらしく、無茶美味しい。最近の仕事の話など聞きつつ話しつつ、その後、港まで、街の案内をしてもらいました。
高松県庁は丹下健三さんが手掛けたそうで、他にも道すがら、古いけど手が込んでいる建築色々紹介してもらい。とても面白かった。
男木島
僕が瀬戸内で行ったことのある島というと、小豆島と男木島で、男木島は高松から近いことあり、実は今回で3回目。大体行くと、写真撮って、歩いて、ぼーっとしています。今回もそんな感じでした。
大体、いつも豊玉姫神社という高台の神社に上がって、この灯台までを散歩するのだけれど、今回は港でサザエ飯を買ってたので、それを。
美味かった。
フェリー
今回利用したフェリーは高松→男木島→女木島→高松、というコースで、高松から男木島までは40分。高松から女木島までは30分。という感じでしょうか。近いんです。なので船旅飽きない。ずっと写真撮ってました。
あと男木島と女木島の間でカモメの群れが来まして。
いやあ、完全に海充。
女木島
男木島を気に入り過ぎて、実は女木島いつも素通りしてたのだけど、今回初上陸。女木島は桜の名所になっているそうで。港を降りて、バスで展望台まで上がりました。
気持ち良いですよね。島充。
仏生山温泉
さてそこそこ歩いたので、汗を流しに仏生山温泉へ、ことでんを利用して向かいます。
教えてもらった乗車券と入浴券がセットになってるやつ。うちわが両方のチケットになってます。駅の窓口で買えます。
こちら2回目の訪問だったのですが、すごい良いんですよね。高松行かれる方はお薦めです。地元の人が普通に利用している、細部までデザインされた空間という感じ。
ここのかき氷とても美味しく、夏はフレッシュフルーツのシロップをかけたものが食べれるそうで、色々な人に薦められていました。今回はオフシーズンだったので、白玉練乳黒蜜、ですが、美味しかった。
汁の店 おふくろ
2回目の訪問。15mくらいありそうなロングカウンターで、並んだおかずから好きなものを頼みつつ、お酒も飲めて、焼き魚なども頼め、汁のお店だけに汁とおひつでご飯。完結する。
今回は汁はじゅんさい汁にしました。赤だしとても良い(前回は豚汁だったと思う)。いつ来ても賑わってて、活気があって、高松来たな、って感じがする(僕の主観だけど)。
うどん雅や
3日目。乗る電車間違えまして。目的地と違う駅で降りることになり、まだそんな遠くなかったので歩くことに。途中のJRの駅にあった、うどん雅や、というところで朝飯。うどん屋さん、日曜はあまりやってないみたいなのですが、ここはJRの駅隣接ということもあってか、やってた。
わかめうどんとかしわ天。なんか途中でタクシーの運転手さんに聞いたところ、肉うどんとか、かしわ天とか、若い人に特に人気だそうなのですが、昔はなかったとのこと。肉の進出は比較的最近だったみたい。わかめ、徳島のものとのことで、美味しかった、生わかめ。
栗林公園
これが目的地だったのです。高松ご実家という知り合いにも薦められており、行ってみたのですが、想像以上のボリューム。素晴らしかった。花も、木も、池も、野鳥も。三大名園には入っていないのですが、入っていないだけで、それに比肩するというか、いや、本当に素晴らしい庭園。見応え充分。
あと敷地内に民藝館もありまして、そちらも良かったです。
こうして、2泊3日の高松滞在はフィナーレ。
まとめ
日本全国津々浦々、というほどは回れてないですが、やっぱり瀬戸内って独特というか、すごく良い空気、良い雰囲気で好きですね。岡山にクライアントいることあり、高松に足を伸ばす機会がちょいちょいこれまでもあったので(電車で1時間くらいで来れる)、友人がいることもあり、他の場所より特に訪問しやすく、思い入れの強い場所になっているような気もします。ご飯とても美味しいし。
最初に書いた、桜の撮影、という意味だと、不完全燃焼ではあるのですが、いつか撮れると良いな、くらいで良いのかも知れません。今回も良い滞在だったなあと思います。また来よう。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)