2016/8/21

居場所の話

世に「居場所」という言葉があるけれど、あまり普段使わない言葉なのだけど、この間、取材の時にこの言葉が出て来て、1つ面白いキーワードなのかも知れないなあと思いました。居場所と一口に言っても、物理的な居場所と精神的な居場所というか、具体的な居場所と抽象的な居場所というか、体の居場所と心の居場所というか、なんかそういうものがある気がしていて、そのうちET Luv.Lab.にもその辺にかかる記事が出せると思うのですが、安心できるという意味があったり、役割があるという意味があったり、考えてみると結構面白い言葉だなあと思います。

さて、先週夏休みだったのですが、少し煮詰まってきて(というか、やっておきたいタスクを集中してやりたかったので)、後半、環境を変えてみようと思い、普段だと旅に出てしまうことが多いのだけど、今回は踏み止まって2日ほど新横浜におりました。新横浜って新幹線乗る時に行くけど、まああんまりゆっくりすることはこれまでなくて、仕事しながら、ご飯食べつつ、景色眺めたり、散策したりして、うちから距離的にもそんなに遠くないのだけど、ガラリと変わった印象でした。まあだから、どこでも良いと言えばどこでも良いとも言えて(大体どこ行ってもそれなりに楽しめる人)、新横浜はビジネス需要もあり宿泊施設や商業施設も充実しているし(宿代は横浜の中心部より全然安いです、広いし綺麗だし)、交通の便も良いし、今回足を伸ばさなかったけど、綱島とか妙蓮寺とか、あんまり行かないけどディープそうなところも近いので、何かを観光したいと思わなければ、滞在先としては割と良かったなと。

カフェとか、コワーキング・スペースとか(全く使わないけど)、客先のオフィスとか、移動中の電車とか、公園のベンチとか(まあでもそれくらいか)、このご時世、集中するための環境変えようと思えば選択肢は色々で、面白いなと思うのだけど、寝食セットで環境を変えるという意味では(=家事を放棄する)、泊まりで出るのはやっぱり良いなあと。ここ1年くらいは遠出が少なかった代わりに、近場でリフレッシュしながら集中できるところ、箱根とか三島・沼津辺りの近場のショートステイを試したけど、案外、新横浜が気軽に出れる感じで良かった。まあたまにしかできないけれど。

夏休みはやりたいことも終えれて、ゆっくりもできて、良かったです、という話がここまでのこと。

さてこの居場所という言葉なのだけど、例えば、住んでいる場所とか、所属している会社とか、関わっているプロジェクトとか、一緒に動いているチームとか、信頼できる仲間とか、気兼ねなく付き合える友人とか、そういうのも居場所ですよね。場所だったり、仕事だったり、人だったりするけれども。そう考えると居場所ってとても多元的な言葉ですよね。その上で、最初に来るのは、「場所」なのかなやっぱりと思いました。居場所だけに。

色々な居場所にあって、そこにある「所在」は多元的になるんじゃないかなあと思うんですよね。こないだ観た『さとにきたらええやん』の「子どもの里」とかもそうなんだけど、子どもの里という場所には、すごく多元的な居場所としての意味がある。地域とか、学校とか、周囲の大人とか、里の人とか、勿論、一緒に暮らす仲間とか、あああと、食卓とか。いくつかの意味性が収斂されるところとして「場」があって、複数の円が重なり合う領域、みたいなイメージじゃないかなと思うんですよね。それはそこにいる人それぞれで実は違って、だから場に折り重なっているものを1つ1つ見ていくと、すごくたくさんの円がある、縁がある、みたいな。色々なバックグラウンドを抱えている、みたいなことを色々な意味性を持っている、みたいに変換してあげると、なんか少しダイバーシティ的というか、まあでも色々な人が1つの目的に向かうプロジェクトに関わることと、と同じように、色々な人が1つの場所に集う、それが居場所になる、というのも、そこにしかない価値というか、意味というか、良いことも悪いことも包含して「場」がある、みたいなことがある。

フリーランス、って言ってても、やっぱりゆるやかな所属って必要なんだろうなと思うんですよね。ガッチガチに組織にいなくても、疎結合というか。形態は様々だけれども。

「自由」と「居場所」みたいなことは結構考え始めると面白いんじゃないかなと思ったり。止まり木というか。

まあとりあえず、とは言え、自分が一番時間を過ごす居場所で、集中できないみたいなのどうしょうもないので、とりあえず部屋片付けた昨晩でありました。

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加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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