2016/5/28

取材するということ – カナエールとアースガーデンの話

アースガーデンの葛原君と仕事するようになったのはいつからだろう。確か鎌倉の長谷のデザイン会社のシェアスペースのオープニングパーティで声かけられたのが最初だと思うから、そんなに古いわけでも、そんなに新しいわけでもないのです。ただ、カナエールやらユレッジやら、仕事ともプライベートとも言えないような、僕が関わるプロジェクトで、「編集者」として、たびたびお世話になっています。僕自身も編集者ではないけれど、しばしば取材・編集の仕事をすることがあります。

緊張した取材と言えば、ユレッジの児玉龍彦さんへのインタビュー丸山宏さんへのインタビューでしょうか。やっぱり人生の大先輩、専門領域の先駆者に話を聞くのは、僕どうあがいても勉強不足だから、緊張した。ただ、児玉さんも、丸山さんも、その後も覚えてくださっていて、話にのぼったということを耳にしたり、著作をお渡しいただいたり、僕が普段の仕事では決して接点を持ち得ない人たちと出会えるという意味で、良い仕事だと思っています。

そういう意味じゃET Luv.Lab.は今ようやく50人に差し掛かることだけど、基本的に身内にばかり話を聴いてるので、随分楽です。葛原君にも話を聞いている。この時のタイトルは「編集が生むのは、活力」とさせてもらったけれど、僕も読み手も語り手も取材文が世に出ることによってEmpowermentしたい、というようなことが根底にあるから、割と意識は共有できているのではないかなと思います。

さて、今回、葛原君がカナエールの実行委員長の植村百合香さんにアースガーデンとしてインタビューしてくれました。アースガーデンにカナエールの登場人物を取材いただくのは今回が3回目。僕も4年前に植村さんにはET Luv.Lab.で取材している手前、自分の取材した相手を自分の知り合いが取材するとどうなるのか、とても楽しみにしていました。

家族が育てられないなら、社会が育てればいいじゃない。『カナエール』の挑戦 | アースガーデン

アースガーデンって、すごく重いテーマも扱うのですが、切り口はポップで、今回のタイトルの「家族が育てられないなら、社会が育てればいいじゃない。」っていうのは、すごくアースガーデンらしい、葛原君らしい、切り口だと思いました。2年ほど、チケット買って会場にも来てくれているのだけど、なんかとてもストレートなものが出て来た。

今回、原稿の準備をしながら、葛原君がこんなことを言っていました。

カナエールの記事を書きながら、最近の自分の息苦しさがちょっと分かった気がします。ぼく、エコにもオーガニックにも、あまり興味がないのかもしれない。

少なくとも、農薬バリバリ使ってる野菜を食ってても美味しければいい気がするし、逆に子どもの将来の選択肢が狭まるのはすごく嫌だ。

なんか、無理してるのかもしれません。うーん。

すごい真面目にカナエールのこと、取り組んでもらっているというのと、エコとかオーガニックとか否定しているわけではなく、価値観の「軸」の置き方が変わって来てるんだろうなと思いました。なんかすごい真摯なコメント、という印象を受けました。僕自身もとても楽しめた原稿作りでした。

記事の最後はこんな風にしめくくられています。

さて、関心が湧いたなら、スピーチコンテストを観に行きませんか?5,000円のチケット代が子どもの奨学金とプログラム運営費に充てられます。飲みに行ったら消えてしまうような金額で、あなたの世界も子どもたちの未来も広がっていくはず。家族が育てられないなら、社会が育てればいいじゃない。その社会を作っているのは、私たちひとりひとり。

人に話を聞いて、それを人に伝える、言ってしまえば取材をするってそれだけのことなんだけど、葛原君の「流儀」ってこういうことだと思っていて、ユレッジ一緒にやってても思うけど、こういうスタンスの提示って僕にはできないことだとも思っていて、本当に良い仕事仲間の一人だと思っています。

カナエール横浜開催まで、あと20日。本当に色々な人達にお世話になっているのと、今も色々な人達と話が進んでいます。裏で号令のように「総力戦」と言ってるのだけど、本当に「大きな塊」で当日に向けて動いていけたらなあと。

多くの人を巻き込んで、カナエールというプロジェクトが動いていくにあたって、実行委員長の植村さんは「顔」なので、このタイミングでこういう記事が世に出て来て良かったなあと思っています。

家族が育てられないなら、社会が育てればいいじゃない。『カナエール』の挑戦 | アースガーデン

2016年のカナエールを是非読んでみてください。アップデートされている。

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