
京都 – 季節の在りよう
1年ぶりくらいでしたか、京都。前回は親父と鞍馬、大原辺りを観たのですが、今回は街歩きするのと、天気が良ければ大文字山に上がってみたいなあ、ということくらい決めており。先輩のお宅にお邪魔するのをゴールに、それまでの時間、割とふらふらと過ごしました。
1日目
なかなか微妙な場所に泊まったのですが、今回の京都滞在。川端丸太町というところ。ただ今回楽しめたのはここに宿を取ったからというのも結構ある気がしていましてですね。京都駅に新幹線で着いて、大原行きのバスで、まずは来ました。とりあえず鴨川沿いなので、ベンチで寝そべる。
30分くらいボーッとしていた気がしますが、京都は既になかなか暑く、ただ川面を撫でた風は心地よく。とりあえず宿に荷物置かせてもらいに行ったら驚いた。
はりま屋という旅館です。
4畳半の部屋。こちら楽天トラベルで見た時に、どうにも3,500円という値段ながらレビューがとても良い。今回散策したいエリアにあったのと、これは何かがあるのではないかと思い決めたのですが、人の家に泊めていただいているような感じで、宿の方もとても感じよくて、すごい良かった。
近くにあーすきっちんという弁当屋さんを見つけたので、チキンの紅茶煮をメインにした弁当を買います。お店の中では食材の販売もしていて(いりことか、味噌とか)、メニューも豊富。
Sourceという向かいのカフェでドリップコーヒーをテイクアウト。Weekenders Coffeeというところの豆を使ってるって書いてありました。
鴨川戻ってランチ。贅沢。そんなことしていたら、Facebookで京都出身の先輩から御所も散歩してごらんと教えていただいたので、そのまま行くことに。
京都らしい景観ってなんだろうと思うのですが、一つあるのは空が高いってことじゃあないかなあと思いました。鴨川とか御所とか行って思いました。あまり普段の日常で感じづらいもの。道が広くて、遮蔽物が少なくて、川が流れている。後は昔からの建物ですよね。
裏通り入ったらこういう趣きのある町家がたくさんあって、とても楽しめました。1時間ほど徘徊していた。ひとしきり歩いて、汗かいたなと思ったら、井筒屋という銭湯を見つけました。
これは入るよねっていう。
風呂あがりは、昔ながらの喫茶店でコーヒー飲んだり(ネルドリップでした)。
夜は昼間散策していて見つけた、壺家人、というお店が、ネットを見ても良さそうだったので、予約して行って来ました。
そう言えば、先日、NHKの美の壺の「左官」の回を観たのですが、そこで紹介されていたのが、おくどはん。あれ左官職人が作るんですね、コテで。こちらのお店にもありました。
アジとお野菜の山椒煮、和牛スネ肉のスライス、豚肉と春雨とニラの香り煮、最後にイカの刺身とご飯を頼みました。煮物系は一人客用に半分の量、半額にしてくれます。家庭料理って書いてあったから、どんな感じかなと思ったのだけど、とても良かった。
ただこの後、満月眺めて歩いていたら、酔っ払って道に迷いiPhoneの充電も切れる。そしたら上海家庭料理、七福屋というのを見つけまして。こちらもすごく良かった。
僕、横浜市民ですが、特に、牛肉とポルチーニのあんかけスープそばは白眉でした。京都の中華が美味しいという話は以前から聞いていたのですが、これほどとは。
こうして1日目を終える。
2日目
酔うと眠りが浅いので、夜中起きて、買ってあったエウレカセブンとデッドマン・ワンダーランドを読んでみていたのですが(面白かった)、朝ごはんは外で食べなきゃだったので、近所のパン屋にしてみました。宿に持って帰って来た。
良い朝ごはんでした。
さて、今回大文字山登ってみようと思ってまして、とりあえず銀閣からハイキングコースがあるようだったので、銀閣まで歩くことに。途中、聖護院を抜けます。
Miniと町家という完璧なマッチング。
おにぎり買って、銀閣の入り口から脇道入って歩き始め。30分くらいでしょうか。
気持ち良かった。最高。
そのまま銀閣拝観。
境内に季節がたくさん感じられて、ちょっと観光地ですが、良かった。その後、哲学の道で一服。
タクシーで宿の方へ戻ります。お昼、前日に面白そうと思った台南料理の店に行ってみる。
町家が台湾っぽくアレンジされてて面白かったです。京都で人生初の魯肉飯食べた。
宿に戻って一眠り。京都に住む先輩に教えていただき、たまたま滞在中に開催されてた、ふるどうぐ市へ。
古い校舎を会場に、色々な店が出店してて、何も買わなかったけどなかなか楽しめました。
この日の夜は先輩のお宅にお邪魔して、以前から気になっていた方もご紹介いただき、2家族プラス異邦人で中近東の料理と美味しいワイン。ご飯ほんと美味しくて、ありがとうございました。歴史考古学で教鞭を取っておられたり、仏教経営を教えておられたりと、男性陣は割と長い時間軸と文脈を持つ分野の「教える」仕事をしている人だったなあと。全方位的になかなかない機会だったなあという気がする。楽しかった。
3日目
京都堪能したし、帰ってやることもあろうというわけで、朝の新幹線に乗ることに。今回の宿、とてもお世話になった。
朝ご飯だけ食べてくかと、ネットで調べて、四条烏丸の都野菜 賀茂というところに向かいました。7:00からとあったのですが、6:30から人が並んでいた。。。
最後に最高の朝ご飯でした。バイキング。みぶ菜、京菜、紫小松菜、春菊、水菜、などなど葉物の京野菜を、野菜のドレッシングでバリボリ。お粥や味噌汁も美味しく、副菜も九条ねぎたっぷり乗った納豆やひじき、鶏肉と大根の煮物など充実。これで490円はすごいなあと。
まとめ
まあ時期が時期だったわけですが、人と会うお約束もあり、行こう、ということで向った京都でしたが、とても良い滞在でした。「京都移住しないの?」って話もあるくらいですがw、ほんとこういうところ住めたら良いのだろうとか、こういうところで育てば良いのだろうとか思いながら歩いていました(ただ、僕、日本のどこ行っても大概そう思ってる気がするけど)。よく食べ、よく飲み、よく話し、よく歩いた。久し振りにしっかり旅をした感じがしております。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)