2007/4/5

SDWT 4 : 携帯大国?携帯鎖国?

ケータイがある日本の特権(PodCast)

日本はことに携帯ということに関しては面白い国ですよね。ポケベル→PHS→携帯電話という遷移があって、日本のユーザは技術の進歩に伴って、常にその当時のエッジィな機能に触れながら歩んできましたから。

i-modeの成功然り、着うたの成功然り、「携帯大国」だなんて言われてますけど一方で、キャリア支配の日本のマーケットは「携帯鎖国」だ、とも言われているわけで、ローカルに盛り上がってて、グローバルに盛り下がってる、なかなか奇異な状況だと思います。

Shutdown Day Workshop Tokyoの会話の中でも、僕はあまり携帯電話を使いこなしてないし使いこなそうとしようとしていないって言ってましたけど、それでもやはりどこでも通話ができるとか(電車やバスでは勿論出ませんよ)、どこでもメールができるとかいうことだけでも、ライフスタイル、ワークスタイルに占める割合はとてつもなくでかいです。

今どんどん携帯電話に人間が必要なものの機能が集約され収斂されているという傾向にあると思います。お財布ケータイ、SuicaやPasmo対応、音楽、ワンセグ、GPSなどなど。これらが一つの端末に収められ、相互に協力し合うことで色々新しい価値を生み出していると。一昔前は飲み会の割り勘の計算を携帯電話でできるだけでスゴイよねと思ったものですけどね。

何かこう携帯ハイスペック化拒否反応みたいなものがここ1年くらいで出てきて、それはW-ZERO3を使ってみて、良くも悪くも極まっちゃったってことなのかも知れませんが、今の携帯はW44Kというとてもシンプルな端末です。それでも不自由ということはありません。

日本の携帯の特徴というのは、実は「ハードとソフトの関係が他に類を見ないくらい密」ってことだと思います。NokiaとかMotorollaとかSamsungとかのGSMの携帯ですと、カスタマイズがかなり可能で、ハードはハード、ソフトはソフト、という感じですが、日本の場合、携帯の機能というとそれはハードによるところが多く、ハードあってのソフトで、日本人は非常に携帯の端末そのものにこだわりを見せるんじゃないでしょうかね。

勿論、Mixiモバイルとかモバゲータウンとか、携帯のソフト面で成功しているサービスもあります。ただ全体を俯瞰すると通信キャリアと家電メーカーの連合共和国みたいな趨勢になっているのではないでしょうかね。その方が日本の国益のためなのでしょうか、どうなのでしょうか。

(2012-10-5)
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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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