タスク管理とリテラシー
最近、改めて興味のあることの一つにタスク管理というのがあります。個人でのタスク管理ではなくて、チームです。よくフリーランスの間でも、プロジェクトによって全然変わって来るよね、という話になる。
僕の場合、割とFacebookグループでメンション飛ばし合いながらやるというやり方がしばらくありました。これは普段皆が使ってるツールということもあり、リテラシーの差などを気にせずとも良く、無料で使えるもので、しばらくとても有用性の高いものでした。ただ、最近は一切、Facebookグループを見なくて済むようになりました。
Trelloは比較的小さいチームで仕事する時には便利なツールだと思いました。カード型のUIによるマネージメントで、プロジェクト全体を俯瞰する意味でも有用性高いと思いました。
Backlogも触ることがあります。好みが別れるみたいですが、僕、慣れて来ると、割と好きなものだなと思いました。
スタートアップのすごくモダンなやり方とかはわかってないかも知れないですね。
あと、最近、導入しやすいという意味では、Googleスプレッドシートを使ってます。これはFacebookグループとかで昔ならやっていたであろうやつを、もう少し細々したやり取りを発生させずに全体俯瞰しながら進めるのに重宝。「未対応」とか「対応中」とか「対応不可」とかステータス変えたら行の色変わるようにしたりしていて、エクセルでの進行管理に舞い戻ったのでは、てな話もありますが、これクラウドにあるだけでえらく違いますよね。スポットで1〜2ヶ月とか、小規模のリテラシーにばらつきがあるプロジェクト捌くには有用だなと思っています。Webサイトの改善をクライアントの社内の制作チームとやる、みたいな時に良いですね。ここ、こう直しませんか、をリスト化して渡して対応してもらう的な(というのを今やっている)。仕事ではないですが、ラグビーのイベント運営にも今年重宝しました。
特に僕の仕事の領域って、どうしてもタスク管理って、特にチームで問題に取り組もうと思うと必要不可欠なもので、スケジュールとかは本質的にはタスクの状況によってむしろ後から出て来るもので、大きな締め切りだけ決まってれば良くて、プロジェクト・マネージメントってそういう仕事ですよね。タスクを切るのと、その見積もり(時間と人的コストと金銭的コスト)がすごい大事。で、それを精緻にプロジェクトのスタートでやれるはずもなく。どんどん新しいタスク発生させていく方が、より良い仕事になるわけで。
ただやっぱり、超合理的なタスク管理が全てに向いているかというと、まあそうでもないわけで、結局、どのツールが良いかということも、プロジェクトやメンバーや対峙する課題でマチマチだよなあと思いますよね。最適解はありそうでない、というか。
昔は個人個人が紙の手帳にびっしり書いてやってたと思うと、今、考えるとなかなかすごいことだけど(今でも紙の手帳が有用なケースも多いと思いますが)、あんまりタスク管理を高度化すると「やった気になる」とかも発生し得て、またそれはそれで品質の問題になっちゃうとか、なんか色々この辺りは難しい。
ただ、リモートでの仕事が世の中的にも多くなったり、組織外との連携が多くなったりすると、この辺の進化の余地ってまだまだある世界のような気がします。タスク管理だけじゃなくて、SlackとかHipchatとかHangoutとか(この辺、挙げるとキリないですよね)コラボレーションツールは日進月歩ですし。
こんなん見つけたので、興味ある人はどうぞ。
【2016年最新版】プロジェクト管理ツール(無料)が便利すぎる – NAVER まとめ
うちとしても手持ちの選択肢を増やしておきつつ、できる限りプロジェクトにフィットするやり方で回せるように、研究していきたい分野でもあります。まだまだ色々学ぶことがありそう。
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加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)