2015/12/27

UXデザインの仕事ってなんですか?という話

一口にUXデザイン(ユーザ・エクスペリエンス・デザイン)と言っても色々な切り口があって、例えば、ラグビーの後輩なのだがUXデザインの先輩である坂田君などはすごいわかりやすい説明をしています。

【インタビュー】UXって結局何なんですか? 大学生が専門家に聞いてみた | UX MILK

そういう意味では僕のUXデザイン観ってちょっと偏ってるなというか、UXデザインをし続けて来たというより、今までやって来たところとUXデザインとが比較的かぶるところが多いので、それを持ち越してるって感じなんですよね、どっちかって言うと。主に企画屋視点って感じでしょうか。ちょっとその辺で最近、自分の何をUXデザインのフィールドに移行できるか、ということを考えてみました。

1.商売への理解度

いきなりユーザの話から離れますが、そこで行われる商売の理解度ってのは大事だと思うんですよね。つまりサービス側とユーザ側がどういう関係性にあって、どうなるべきなのか、みたいなこと。で、僕、幸いなことに色々な事業者さんと仕事して来ているので、割と商売の勘所の咀嚼は早い。これ結構、UXデザインを考える上で重要なことなのだと思っています。サービスデザインって言葉がUXデザインの延長線上にあるけれど、マーケッターやエンジニアと同じようにデザイナーがサービスを商売レベルで理解しないといけないなあと。

2.共通言語をたくさん持つ

例えば作るパートだけに目を向けても、UXデザイナーってある意味で、エンジニアとUIデザイナーの橋渡しをするわけです。エンジニアとはなるべくエンジニアリングよりの話をし、UIデザイナーとはなるべくデザインよりの話をしなければいけない。その上で帳尻合わせて双方にどうですか?って投げれないと、組織の中においてUXデザイナーって機能し得ないと思うんですよね。サービス全体を見れば、マーケッターとか営業とかカスタマーサポートとか、共通言語を持たなきゃいけない相手はどんどん増える。色々な畑との共通言語をたくさん持っておくのが大事だと思います(勿論、知らないことはあるし、わかんなかったら聞きますけども)。

3.交通整理

UXデザイナーが直面するであろう課題って、割とぐにゃぐにゃしています。明確な1つの問題があって、それを解決するというよりは、問題自体がぐにょぐにょ絡み合っていて、皆がそれを解決するために、問題の状況を共通認識にするべく、交通整理が必要。比較的、抽象的な概念とか、可視化されてない関係性とかを、整理してわかりやすくして、こういうことになってますよね?って共通認識を作る作業。極論、UXデザイナーが具体的に解決できなくても良くて、ただ適切な人が適切に解決するようにできるのがUXデザイナーの役割かなと思います。

4.素早く組み立て、素早く出す

ここまで書いて来てわかる通り、色々な人が良い仕事をするための材料がUXデザイナーの仕事だと思っています。なので、状況を把握できたら、なるべく簡単な方法で、素早く組み立てて、素早く出して、検討できる状態を作る。良いデザインはUXデザイナーが作るわけではなく、やっぱりUIデザイナーが作るんですよね。良い機能はエンジニアが作るし。その上で、可能性を模索したり、仮説を構築したり、みたいなところがUXデザイナーの仕事で、だから実はプロセスの上では上流工程と言えるけど、機能性的にはバックオフィス寄りなのではないかと思っています。まあでも上流工程でバックオフィスとか、結構面白い仕事じゃないですか?

まとめ

というわけで、かなり偏ってますけど、僕がUXデザイナーに必要であると思っていることを書いてみました。僕、Customer Journey書く時とかも、UXデザインの世界で例示されてる雛形とか全然使ってなくて、与件(ユーザの行動を可視化する、ということですよね)をいかに適切にまとめるかを考えていて、どういう風に整理するかというところから始めます。何となく手描きで、こういう風に整理できると思ったら、初めてそれを雛形に状況を書面にマッピングしていく。方法論、どんどん出て来ているけど、企画の世界でもフレームワーク化されて世に出回ってる方法論って、実は市場価値そんなに高くなくて、UXデザインに関しても、もっとそれぞれのUXデザイナーの独自のやり方が差別化になっていくのではないかなあと思ったりもしています。

まあだからUXデザイナーの仕事ってなんですか?と問われた時に、全然返答になってないんだけど、最近そんなこと考えながらUXデザインしています。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円