2015/12/21

質問の力

そう言えば、最近少し失敗したなあと思ったことに、仕事の環境が変わった時に質問するのを控えていた、というのがありまして。なんかこうなるべく自分で導き出さなければいけないみたいな意識あって、質問ろくにせずに物事を進めようとしていたのだけれど、ああ、これ全然駄目だなあとすぐ気付き。いやあ、質問大事だなあと。最近はすっかりこれわからないやつだと思ったらすぐ聞くようになり。

質問の力の本質って何かというと、「何がわかってないかがわかる」力、ということなのではないかと思います。勿論そこそこの年齢だから、右も左も分からないというわけではないし、学生と同じような質問してもそりゃ駄目だろうけど、わかってることについてきちんと明確な線を引けている時に、その理解を一歩進めるという意味で質問というものが成立するのだろうと思います。まあ、わかんないこととかありますよね、そりゃ。

仕事をしやすい人というのはどういう人なのかと考えた時に、適切な質問をしてくれる人とは言えそうです。何がわかってないかきちんと伝えることができることと、わかってないことをきちんと理解しようとする意思があること。そういう人との仕事はスピード感が出るし、漸次、理解の線が前進していく。

逆にわからないことをわかった気になってるのは勿論危ういけど、わからないことを抱え込んでしまうタイプの人だと、これも前進がない。結果、開けてビックリ玉手箱、みたいな自体になってしまう。質問て言うのは言わば仮説で、「ってことですかね?」ってことなので、高速仮説検証の一番簡単な実施方法は、細かい質問の応酬なんですよね、多分。それぞれの専門の違いを尊重しつつ。その辺、インタラクティブにやれると良い。

自分の頭で考える、というのは結構危険で、自分の頭で考えないと質問もできないわけですから、単純に対話を行うというオプションを落としているだけのことでしかなく、必要なことはどんどん質問したほうが良いし、質問が相手の安心感を産むこともあるし、質問が相手の思考を整理させることもある。

まあ、問いですからね。

だから60歳くらいになったら、すごいエレガントでエクセレントな質問ができるようになってるというのが理想で、年を経るごとに質問をしなくなる必要なんて全くない。答えを持ち合わせているかどうかはその時次第だけど、質問はその点、自由自在な創造物なのではないか。世の中は進歩しているし、環境も変化しているし、状況も移ろいゆくわけだから、30歳そこらで時間軸固定できるわけがないわけです。なので質問上手である方が良い。

「何を答えたか」ということより「何を質問されたか」ということの方が、相手の記憶に残るようなこともあると思うのですよね。それくらい人が人に質問するということは重要で。今日たまたまこんな記事読んだから、こんな話書いているんだけれども。

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脳内小人ガヤガヤ、をやりましょうという話なんだけど、どういう専門性を持った人に、何を聞かれたら、どう答える、どういう専門性を持った人に、何を聞いたら、どう答えられる、そういうシミュレーションをしながら物事を考えていくのが、本当は良いのだろうと思いますね。

質問は大事。最近、何面白いこと聞かれただろうか(さんざん書いといてあんまり覚えてない)。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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