
起き抜けに飲むコーヒーの美味さ – 境木商店街のfe.a coffeeのこと
ここに引っ越して来て3年ほど経ちますが、この場所を語るに欠かせないのが、境木商店街のfe.a coffeeかなあと思います。平日は境木地蔵尊の辺りからもうコーヒーの焙煎の香りがする時もある。すっかりコーヒーの香り漂う商店街である。
サードウェーブという言葉が話題になって久しく経つけど、コーヒー毎日のように飲むようになって思うのは、僕、天邪鬼なので毎回fe.a coffeeで買ってるわけじゃないのだけれど、やっぱり生活圏での生活に根ざしたお店、っていうのが大事なんじゃないかなあと思うわけですよね。
おさらいになりますが。
フェア・コーヒーのフェアの意味のひとつとして、途上国の生産者から「適正な価格(fairtradeフェアトレード)」で購入する意味があります。 こだわりを持ったコーヒー農園の丹精込めてつくった高品質なコーヒー生豆を厳選し、生産者コストを十分に上回る価格で入手します。
フェア・コーヒーのもうひとつのフェアは「福祉(英語ではwelfareウェルフェア)」の意味があります。フェア・コーヒーの厳選されたコーヒー生豆を、福祉作業所で働く障がい者のスタッフと共に丁寧に焙煎することで、香り高いコーヒーが出来上がります。
フェア・コーヒーはパッケージにもこだわっています。手作りのかわいいくるみボタンはすべて表情が違うので、世界にひとつだけのオリジナルです。シール貼りから袋詰めまで、ひとつひとつ心をこめて丁寧に、一生懸命に。みなさまにおいしくてしあわせな時間をお届けします。
ご夫婦とスタッフの皆さんと10人弱ほどで焙煎したコーヒー豆の販売をしていて、最近は買いに行くと必ずどなたか他のお客さんも豆の焙煎を待っていたり、デッキの席でコーヒー飲んでたりする(350円ほどでドリップコーヒーいただけます)。今日はコーヒー豆、2種類買って、近所の公園のベンチでコーヒーすすっておりました。
その辺り、Blue Bottle Coffeeとかがわかりやすい事例かと思うのだけれど、ビジネスとしてスケールするモデルというのは当然大事だけれど、少しずつ少しずつ有志の手を借りながら拡張されていくfe.a coffeeを見ていると(そう言えば以前、境木のサグラダ・ファミリアって言ってた気が)、フランチャイズモデルには成し遂げられないであろう楽しさがあって、そういうの良いよなあと思うんですよね。
豆のうんちくや、店の知名度より、誰と話してどう買ったかが記憶に残る感じというか。
起き抜けコーヒーをすすりながら、美味いなあと思うのでした。東戸塚近郊に済む方々は一度行ってみてください。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)