2015/11/23

根府川クエスト – 静かな時間が持てているか?

「静かな時間が持てているか?」というのは高校の国語の先生の弁で、社会人になってから言われたんだけど、今でも折々で思い返す言葉です。少し、静かな時間を持とうと思って、今日は東海道線に乗りました。神奈川の西というと、近年はよく真鶴に行っていて、海眺めて寿司食うだけなのですが、今回は真鶴半島の先端ではなく、小田原から真鶴半島の先端に向かう脇腹を攻めてきた感じです。

早川

根府川

とりあえず、グリーン車で行こうと思ったら早川までが一律料金だったので、早川駅で降りることに。調べたら小田原港は早川にあり、美味しそうなもの食べれそうだったので、軽く調べて良さそうだったわらべ菜魚洞というお店に。小一時間行列ならんだけど、頼んだ歓声が上がる驚きの天丼というのがすごかった。

根府川

天丼を見ると、おおすごいと思うわけだけど、冷静に汁椀の大きさを確認してから、もう一度天丼を見ると、なおすごい。アナゴ、エビ、茄子、しめじ、アスパラだったかと思います。特に大きなアナゴとエビのてんぷらは格別でした。お米は完食できず、にしても食べ過ぎた。。。

根府川

というわけで、よく食べたのでさかな市場は良いや、ということにして、気になっていた根府川に電車で移動。東海道線なので、本数は結構あります。ちなみに早川も根府川も基本無人駅のようでした。この辺りって、東海道線の車窓から一番綺麗に相模湾の海が眺められるエリアで、以前、静岡が地元の友人に教えてもらったのだが、根府川は特に駅からも海眺められるんですよね。なので、一回散策してみたかった(ちなみに東田子の浦も海近くて少し歩くと駿河湾一望できて気持ちが良いです)。

根府川

真鶴もそうなんだけど、小さな半島の地形で切り立った急勾配の坂に町があります。男木島を思い出したりもしつつ、もう少しスペーシーだけど。

根府川

この辺り、ミカンやレモンが有名らしく、横浜と海続きと言っても、もう少し南欧の雰囲気がある感じがします(行ったことないけど、ただ前の時代にそういうイメージでリゾート開発とかやってそうだな)。

根府川

海に向かう道すがら、赤い橋梁が観えて、海への目印に。電車がたまに通る。

根府川

石垣一面に花が生えてて(間違っても植えられているとは思えない)ポップでした。

根府川

坂を下って135号を渡ると海岸線に出れます。砂浜ではなく岩場。ここでしばらく座ってのんびり。海岸線に出ると、見渡す限り誰もいない。

Kosuke Katoさん(@kosuk)が投稿した動画

僕、何度か書いたけど、たまあに瞑想もどきをやるのですが、目を閉じなくても、なんていうか、すーっと眼前の風景に溶け込める感じがして、静かなひとときでした。小雨がしとしと降っていて、波も荒く、曇天で、雷鳴も聞こえていたような気がするけど、こういう武骨な海の眺めも良いなと思いました。よく晴れた穏やかな日も綺麗なのだろうと思うけど。

根府川

秋も終わるし紅葉でも見れれば良いと思っていたけれど、ワッという紅葉はなく、ただ、橋架?に生えた蔦のようなものが色を朱に変えていて、面白い感じでした。

根府川

小川を渡る(どうやら人工の川らしい)。

根府川

釈迦堂という半地下の祠のようなものがありました。ちょっと変わってるなと思って帰って来て調べたのだけど、こういうことらしい

説明板によれば、その昔根府川では頻発地震が多く、寛永9年、正保4年、慶安元年の地震では死者も多数、民家も倒壊、津波も襲来するなど世相は不安に満ちておりました。こうした状況の中、世相の安泰を祈念し根府川の旧家の広井長十郎重友がこの像を立てたそうです。
この像は1659年の大洪水、1923年の関東大震災を経て今のお姿となったようです。関東大震災の時もこの辺りは大惨事となり、お釈迦様は上の鉄橋が落ち、山津波の土砂で埋没してしまったとのこと。そもそもは目の高さより上に拝むように刻まれていたのですが、土砂に埋まってしまったため現在の洞の中になったいうことだそうです。

根府川

静かなところだったな、ほんと。

根府川

最後に駅からの眺め。相模湾眺め放題です。

まとめ

根府川クエストってタイトルつけてみたけれど、旅って本来的に目的を宛てがわれるものではなくて、目で見たものを意味づけしていく作業なのではないかな、と思ったりします。今回、飯食うところ以外何も調べないでほっつき歩いていて、見逃したものもあるやも知れないけれど、その上で大切なのはやはり時間なのではないかなあと。静かな時間が持てた、という実感があるような小旅行でした。

日々、仕事は問題解決なわけだけれども、そういうことから開放されて、ふらっと徘徊してみると、やっぱり良いよなと思います。時間を有意義に過ごすための無計画、ってのはある意味での贅沢だ。

良い時間が持てたなあという気がする。

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