2015/10/21

お金を稼ぎながら、お金から自由であること 2015

お世話になった人の退職ニュースを見ながら、ふと考えたことがあります。

40歳は、惑う。 – AERA × ほぼ日

僕はまだ35歳だけれど、40歳まで指折り数えられる年齢になって来た、ということだと思います。片手で足りる。40代50代そして60代のフリーランスというのは、20代30代のフリーランスと比べるとちょっと違うのかもしれないという漠としたイメージはあるし、世の中的にも40代を過ぎるとフリーランスとして仕事をしていくのが厳しくなっていくという話は一般論としてあるのではないかと思います。ちょっと古い時代の実績を参照しているにしても。

多分、今、自分のお金の受け取り方は、これまでの10年で一番多様化している気がします。Webの制作やリニューアルなど数ヶ月間に及ぶプロジェクトのイニシャルの費用、月次発生するWebサイトのメンテナンスや運用サポートの費用、ワークショップなどのように時間換算で費用をいただくこともあれば、単発で作業日の日当をいただく形もある。そんなに長い期間を要さなくても納品物ベースで費用をいただくことも多いし、NPOとの年間の業務委託契約というのもあったし、お小遣い程度のブログのアフィリエイトや、場合によっては米で受け取ったり野菜で受け取ったりということすらある。今週からは週1日、出社がある。

事業体としてみれば、そういう多様性もあって然るべきだろうと思うけど、まあ言っても個人なので、このバリエーションがとてもとても増えた感じはしています。多分今までで一番ここの多様性があるのが、今の時期、ということなのかなあと思います。逆に事業収入というか、プロダクトアウトやサービスへのサブスクリプションみたいなことはほとんどなくて、言わば「僕個人の人件費」の多様性、ということなのだろうと思うのだけれど。

そういうことを考えると、何だかとても自由だな、という気がします。

いわゆる月給や年俸で仕事をすることと、こう言った多様なお金の受け取り方をすることと、どちらが良いかと問われると、一長一短なのだろうし、なんかもっとストックオプションとか、資産運用とか、本の印税というのもあるか、別のお金を稼ぐ方法もあるけれど、僕は割と今の多様性とともにある自由というのが気に入っているな、という感じがします。

色々な契約の形態を持ちながら、それぞれのクライアントとそれぞれの関係性を築いていく、それが今の僕が向こう30年に対して打てる数少ない布石の一つなのかなという気はする。

ずっとETをやりながら「やりたいことを、やりたいように、やり続けるための仕組みづくりに取り組む」という言い方をして来たけど、それが今日の多様性を生んでいて、しかしそれが「仕事をし続けるための耐久性のある仕組み」に至っているかどうかはまだ未知数。

自分の多くを明け渡すことはなく、ただ、一つ一つの関係性をきちんと機能させながら、それぞれを進めていく、自由を縮減しないで、一つ一つを固めていく、大きな塊、小さな塊あるけれど、極論、会社が倒産したとしても仕事は続けられる、くらいでいたい(潰れてもいいと思っているわけではないです)。

まだ商売としてのETの可能性みたいなものは残っている気がしていて、今まだ見出だせていない関係性の紡ぎ方、というのも考えながら仕事していきたいなあと思います。

最終的にフリーランスというのは自分の商売を作る仕事だと思うので、あまり好きな言葉でもないのだけど、商売を作る、を「クリエイティブ」にやっていけたらなあと思います。

そういうこと考えるのは割と楽しい。

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