2015/9/20

民主主義と政治的な意志と選択肢

ところで(冒頭に、ところで来るのおかしいけど)、以前こんなことを書いた。

世の中が「どうなるか」と「どうあるべきか」の狭間

例えば「どうなるか」で動くのがビジネス、「どうあるべきか」で動くのが政治

これ書いたの3年前で、その後大分ごっちゃになってるけど(というか商売だろうが社会貢献だろうが、結局、両方の要素あるんですよね、配分の問題で)、まあしかし、少し「どうあるべきか」の話について少し今日は考えてみたいと思いました。

僕もともとあまり「投票に行こう」という話がさほど好きではなくて、昔、こういうことを書いた。

選挙のKPI指標は投票率か、という話

まあなんか僕も全然答え持ってないんですけど、選挙権手に入れてからこの方、投票行きましょうって話はすごい聞くけど、自分が投票した人のために何かしましょうって話にあんまりなんないよなあとも思ったりしていて。政治に対するやることやった感のハードルってすごい低く設定されている気がしていて、なんか20代くらいからすごいそれについては悶々としてるんですけど、主に自分の問題として。だから、投票した人のビラ配り手伝いましょうっていう話でもない気がするし、なかなか出口の見えない話なんですけど。

例えば、これも以前どこかに書いたけど、Web屋だから支援したい人のWebを手伝う、というのは選択肢としてありですよね。これはボランティアでも良いだろうし、ビジネスとしてきちんとやる、ということでも良かろうと思います。あと接点持つだけならタウンミーティング出かけるとか、駅頭やってる時に声かけるとかもあるのかも知れない。Web屋はWebやるのだろうが、他のスキルがある人だったら、他のことできるかも知れなくて、そういうチョイスってありますよね。ただ、そういうチョイスがあるってだけで、最近そういうこと積極的にやってるかというと、やってません。

というのは例えば僕が関わるとしたら、どういうことがあるかという想定の話。

あと今回やはり外せないのはやはりデモの話かなあと思います。Occupy Movementみたいなことは割と昔から関心があって、日本でそういうことって起こり得ないのかなあと思ってはいて、特にその森田童子が歌った安保みたいなものからすると、世界のデモはインターネット以降急激に変化しているように思えて、今回のデモは具体的な表象だったと思うし、若者にとって、僕が持っているようなチョイスの1つだったのだろうと思うし、僕ができることより多くの人を巻き込むことだったのだろうなあという気はしています。正誤の話ではなく。

加えて最近のニュースで気になったことに、アメリカの大統領選でTwitter経由で献金が行えるようになった、というのがありました。日本だと「投票に行こう」は広く一般に言われていても、「政治家に献金をしよう」はあまり一般に言われる事柄ではない気がしてて(地域に目を落とすと色々あるにしても)、少なくとも友人とそんな話をした記憶もないし、ただ、Twitter経由で献金するということは、言わば献金の可視化で、そのツイート自体がPRの1つになるわけで(キャッシュタグというのを使うらしい)、投票をするということとはまた違うチョイスの1つとしてあるのかな、という気もしました。それを推奨しようとは思わないけど、有権者と呼ばれる人のできることを拡張してることであり、これまでも災害支援の寄附などで、日本でもこういった可視化された寄附はジワリジワリと目にするようになって来ているから、ただし、それが政治になるとどうなのかというところはある。

最後に、お知り合いが取り上げていた高須クリニックが報道ステーションのスポンサーを降りるというニュース。これをお知り合いは民主主義的、とおっしゃっていたけど、僕もそう思いました。スポンサーの降板では僕の知るところだと昨年の『明日、ママがいない』があったけれども、スポンサー=広告「だけではない」というか、広告を起点に考えても、ビジネスでの売上とか、視聴者への心象とかと同時に、「政治的な意志」って組み込めるということだろうな、と思いました(高須クリニックがスポンサーを降りたことを、政治的な意志って言って良いのかどうかは定かではないけれど)。本来そういうものって不可分なものと言える。

だから話巻き戻すと、「投票の機会」の前に、普段やってることの中に、どれくらい政治的な意志を置けるか、というのはあるのではないかと思います。立場にもよって様々だと思うけど。色々なチョイスが実はあるのだろうという気がする。「税金を納めているのだから」と「投票に行かなきゃ」をとりあえず置いて考えると、もうちょっと色々あるんじゃないかなという気もするんですよね。

個人的には、個人による少額からの献金の一般化と、可視化と(可視化されるの大事ですね、誰も暖簾に腕押しで身切り銭払いたくないので)、その全体のボリュームの増大、ってのは1つ面白いことを生み出せるのではないかという気もしますが、日本に馴染む文化かはちょっとわからないですね。

最近、気になったニュースを取り上げつつ、つらつらと。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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