
Appleとお茶の間
Appleの発表が今まさに行われていて、12インチのiPadやApple TVなどがメインになってるよう。そこで脊髄反射的に思ったのが、お茶の間の復権、みたいなことでした。セットトップボックス、という言葉が出て来た当初から、インターネットがテレビを拡張するみたいな話はあったし、ChromeboxやApple TVも当たり前のように広まって来ましたから、HuluやNetflixの上陸を含め、とても面白い情勢になって来たと思います。Wiiのような感じでゲームも出来るみたいだし。
Apple's September 9 iPhone — and more — launch
加えて、リモコン。何も予想していなかったのだが、こないだリモコンについて書いたけれど、Appleの新しいリモコンはタッチサーフェスに加えてSiriが搭載されているそうです。これはなかなか魅力的だし、言わばお茶の間のエージェントとしてリモコンがブラッシュアップされていくのではないかという気もしました。
なんかもしかしたら、うちにお茶の間がないというだけで、大分、お茶の間は復権していたのかも。コンテンツの消費自体が衰えている感じはしないし、皆使ってますものね。なんかそう考えるとApple TVというネーミングの妙を感じて、主従逆転を目指した世界観だったのかなあ、という気もします。
GILTをテレビの画面で、というのも、なんかTokyo Girls Collection的なライブ感のあるものと結びついたら面白いのかも知れないですし、それはまたちょっとテレビショッピングのそれとも違う感じがします。
肝心の僕はあまりマルチメディアコンテンツの鑑賞に時間を割かないので関心低めですが、「インターネット的なお茶の間」のデザイン、イニシアチブどこが握ってるかどこが握るのかが顕在化するのがこれからだなろうなあ、という感じがしました。「非インターネット的なお茶の間」も長いこと残るだろうなと思いつつ。どこかに分水嶺の年代とかができそうですね、しばらくは。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)