2007/4/2

SDWT 1 : Shut DownとShut Out

イントロダクション(PodCast)

これから1週間、3月24日に催された「Shutdown Day Workshop Tokyo」のPodCastをご紹介すると共に、各エピソードの内容に準じた文章をお届けしていこうと思います。

Shut DownはShut Outとは違います。しかしながら、現在の社会情勢を鑑みると、少しずつShut Down = Shut Outになってしまって来ている状況があるのではないかと思います。

shut・down
一時閉鎖, 操業停止; 【コンピュータ】シャットダウン
shut・out
閉め出し; 工場閉鎖; 【スポーツ】完封, シャットアウト(勝ち)

何が問題かというと、今回行ったPCや携帯電話のShut Downということが、それ即ち外の世界からのShut Outに繋がっては危険だということです。パソコンや携帯電話を使わない=誰ともコミュニケーションを取らないという構図。

ここ数年、様々なITサービスの普及によって、コミュニケーションは非常に多様化し、人々の「繋がっていたい欲求」が高まり、多くのコミュニケーションはPCや携帯電話などのIT機器が占めるようになりました。

ビジネスの面においては、メールなしの仕事は考えられないでしょうし、プライベートの面においても食事をしながら携帯メールの着信を気にするような若者が多くいると聞きます。

WEBサービスではMixiであったり、Second Lifeであったり、携帯ではデコメールであったり、デジタル・コミュニケーションはより表現力豊かに成長していこうとしていますが、そこに注力するあまりにリアルのコミュニケーションを疎かにするようになるのは問題です。

とは言え、多くの人が、リアルのコミュニケーションをデジタルのコミュニケーションより大事にしていると思いますし、このShutdown Day Workshop Tokyoでも、Shutdownすることにより感覚がより鋭敏になり、対面コミュニケーションの比重がより高くなるという話がありました。

ただ技術が進歩するにつれ、ネットとリアルというのは、日に日にシームレスになり、それが故に境界が曖昧になることが、ともすれば、リアルの軽視ということに、無意識のうちに繋がりかねないということはありませんか。

ゴルフのスイングと一緒でこれはシフトウェイトの問題と思います。どこからどこまでの動作を右足に重心を置いて、どこからどこまでの動作を左足に重心を置くのか。このバランス感覚がつまりはネットとリアルということにも、当分の間は必要なのではないかと感じています。

新しい技術の到来は、しばしばそれまでの生活習慣や生活倫理を忘れさせてしまいます。デジタルなコミュニケーションが欠かせない今日ですが、Shut Down=Shut Outになってしまう状態というのは、その状態が即ち依存であり中毒であるということで、そう言ったものにもうしばらくは頭の中で警鐘を鳴らしつつも、自分のコミュニケーションの力配分を考えていかなければいけないのではないしょうか。

僕自身はPCに触れ始めてせいぜい10年、携帯電話に触れ始めて7年程度のものです。コミュニケーションのデジタル化という潮流においては、まだまだ過渡期にあると思います。この潮流はなかなかの激流のようですから、果敢にポイントを攻めつつも、命綱はしっかり繋いでおかないと、などと思っています。

これからの1週間は、そんなことを考えながら、1日1本記事に認めていくつもりです。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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