2015/8/10

執筆、取材、編集、広報、そして、振り戻したところの、デザイン

こないだ、ブログ4,000,000字行ったー、やんややんやと騒いでいたわけですが、一方で違う文脈というのがあって、2005年のkosukekato.comスタートを皮切りに、2010年のET Luv.Lab.、2013年のユレッジ、それからうちのプロジェクトではないけど、Web担当として運用も見ていた2015年のカナエール。この経緯を見ていくとちょっと面白いなと思いました。

2005年からスタートしたkosukekato.comでやっていたのは、ひたすらに執筆。なんでも書いて良かったので、割と好きなことしか書いてなくて、ただ、行って来た系とか、プロジェクトの紹介系とか、しばしば後に連なるようなものを書いていました。

2010年に突如、「インタビューとかやったら面白いんじゃないか、飲み仲間に」という思いつきのみで始まったET Luv.Lab.では取材をするということを始めます。取材に行って、会話をして、それを録音をして、書き起こす。もともとただのWebの人なので、編集はのっけからバンザイしよう、ということで、ほぼ録ったまま出しの方針でやって来ました。

2013年に始まったのがユレッジ。ユレッジでは、編集長的な役回りをしています。僕の仕事は寄稿いただく記事のアレンジが大半ですが、しばしば僕が取材したり、イベントレポートなどの執筆をしました。その上で、地震防災の告知啓蒙が目的なので、ゆっくりの足取りですが、プロジェクトを広めていくことを考えながら進めます。

2015年、カナエール。今年Webリニューアルをしまして、それに伴い、僕も記事を書いたり、記事を依頼したり、場合によっては編集したり、取材に立ち会ったりみたいなことをしました。それに加えて、プロモーションには目的があり、ボランティア募集や、チケット販売、寄附、というコンバージョンの設定があるのと期限もあるので、よりプロモーションらしい話になります。ただ告知啓蒙を図っていけば良い、だけのものではない。

そんなわけで、振り返ってみると、執筆、執筆+取材、執筆+取材+編集、執筆+取材+編集+広報、みたいに段々役回りが増えて来たんだなと思いました。想像に難くなく、ここまでのプロセス、基本全て我流なので、プロの人から見たらハラハラなのかも知れないですけど、良い順序で進めて来れたのかなと感じます。

特にカナエールはとても勉強になって、もともと一定のリーチがある状態で、しかし、なかなか数字に繋げることをロジカルに実行して完遂するところまでの方法論が確立されていなかったことと、あと組織構造がそのままプロモーションがWorkするかどうか、ということに跳ね返ってくるなと思いました。今年はソーシャルメディアとかWebサイトとか動画とかに切り分けられていたけど、例えば、編集部、クリエイティブ部、技術部、みたいな切り分け方もあるだろうし、もっとタスクフォース的にプロジェクトの目的に対してアプローチするチームに分けても良いだろうし、広報、というかプロモーション、というところまで来ると、なかなかやりかたは考えどころだなと思いました。まあただ、個人的には、入口から中でゴニョゴニョして出口の結果をログ見て手応えを確かめるところまで、1人1人が分断されないで見れるのが理想だなあとは思う。ショートスパンで手応え確かめていくこと、とても重要。

ちなみにユレッジは一緒に動いてくれてる葛原君も一人編集部をアースガーデンという別媒体でやっておられるので、それぞれがそれぞれで動いていれば2人とも自己完結できる感じなんですけどね。葛原君には今年ET Luv.Lab.でインタビューしています。それぞれが自走するけど、きちんと最終アウトプットまで持っていける、というのは楽だし、管理する必要がなくなる、たまにご機嫌伺いすればそれで済む。

葛原 信太郎 – 「編集が生むのは、活力」 – ET Luv.Lab.

これからじゃあどうするのか、ということなんだけど、もう少しコンバージョン周りのUXデザインとかは詰める余白があるんだろうなあ、というのが今年のカナエールを終えての感想でした。この辺はまだ練れてなくて、デザインよりコンテンツ・ドリブンで走ってみたけど、もう一回デザイン、しかも見た目ではなく経験デザイン、のところまで振り戻して考えると面白そうです。ただ、もうWebがどうとか、そういう話ではなくなる気もしていて、どこまで外部からWebやデザインの立場から手伝うべき範囲なんだろうというのは一方であって、まあただ、クライアントワークでも、コンバージョンのUXを精緻に考える、みたいなのは次のフェイズとしてありそうな感じはしています。デザインが他の領域にどこまで踏み込むか、みたいなのは、今、ビジネス面でUXデザイン、というかサービスデザインみたいなことにどこまでデザイナーが踏み込むかとか課題になってる気がするんだけど、こないだ、坂田君がとても良いプレゼンテーションをあげていたけど、その辺は皆まだ悩んでるポイントなんだろうなあと思います。

Balanced Team and Product Stewardship〜事業計画に求められる2つの「プロペラ」〜

まあこういう世の中のロジックの先端が必ずしもビジネスの最先端にはないプロジェクトにも投影できるというのは面白いと思う一方、そういうコミットメントはそんなに数多く抱えられるものじゃないだろうなとも思います。うちはだからそこまで踏み込まず、ただ、そういうことは把握しておいて、ピンポイントでリアクション芸でどれくらい問題解決できるかとかかなと思います。ただ、職域が広がるごとにプロジェクトの特性や関わり方が変わっていく、そういう変遷があるというのは、今回、4つのメディアでのそれぞれの仕事(一般的に言う仕事じゃないものが多い気もするけど)を振り返った時に、踏まえておくべきことがあるなと感じました。

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