2015/7/31

チームの自然発生とその流動性

今日、昼間、ランチしましょう、ということで、ここ3年ほど色々なプロジェクトでご一緒しているチームと中華街でご飯食べてました。皆それぞれプロジェクトで職掌はマチマチだと思うのだけど、今回のチームだと、デザイナー、コーダー、エンジニア、という感じで僕はエンジニア的な役回りをこのチームではします。なんと3年仕事していて、3人同じ場所に揃ったのは今回が初めて。ハングアウトなどでミーティングをすることはあっても、実際に顔合わせて話するのは初めてだったのです。東京、横浜、福岡、というチーム。

他にも「チームを結成しました!」というわけではなく、いくつか、制作案件に携わる時のチームがあるけど、いずれもチームありきの仕事というのは実は少ないのです。これ結構面白いと思います。

初めにプロジェクトがある。言い方を変えれば案件がある。で、その案件の窓口になった人が、今回はこの人とこの人とやろうとアサインした結果、チームが生まれる。そのチームで仕事するのがコンフォタブルだったら、違う案件でもそのチームでやることになる。チームというものが常時存在するわけではなく、極めて緩やかに、だからそれは球技のパスのボール回しのルートみたいな意味で、チームというのがある。そういうの面白いと思います。

だから特に仕事的な意味で親密なソーシャルグラフの分布において、そこで行われるパス回しのルートが「プロジェクト」になるというような感じ。誰かが所有するわけでもない、ある意味での共有財産がプロジェクト。フリーランスで仕事をしていく時のダイナミズムは、そういう流動性にあると思っていて、そこに躍動感がある。

だから、常に同じチームでやろうとは思わないんですよね。勝手知ったるはとても大事なのだけど、勝手知ったるは1つのパスルートだけではないので。

昨晩も知り合いとご飯食べながら話していたんだけど、そもそも僕の同業の知り合いというのは、実はそれほど多くなくて、業界の勉強会に行ったり交流会に行くこともまずなくて、どちらかというと、「面白い人」として知り合った人と、プロジェクトをやろうとなった時に、仕事仲間ということになって、それがETのパートナー、ということになっていく、というイメージです。

ETを法人化する時に、フリーランスの仕事をどうしていくのか?みたいなことを考えたのだけど、結局、今もできる限り流動的、だから「自由」な状態を保つということに結果としてなっています。「また一緒にやりましょう」とか「なんか面白いことしましょう」という未来への期待値が、言わば組織である代替になっています。チームとは言いつつも、組織ではなく、繋がりという言葉に近い。

繋がりを仕事にするのではなく、繋がりで仕事をするのが、フリーランス。ネットワーキング自体が重要なのではなく、ネットワークでプロジェクトが組み立てられるか、そっちが本質的には重要だなあと感じています。

つかず離れず咲いては散って、夏の花火のようなものだけど、そういうギュッと凝縮された時間を過ごせるのが、プロジェクトベースのフリーランスの仕事の醍醐味だなあと思います。まだまだ色々な人と面白いことできそうだなあ、と思っている、夏の夜。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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