
プレジデント「田原総一朗◎次代への遺言 7 小島希世子」 – ある農家の向かう先
プレジデントにえと菜園の小島希世子さんと田原総一朗さんの対談が掲載されてるということで読みました。えと菜園も、もう6年かあと思うと早いなあという気がします。ET Luv.Lab.でインタビューしたのが2010年とあるから、あれから5年、随分色々進んだなあという感じがする。しかし、田原さんが畑にスーツで座ってる絵面とか、なんかすごい。本屋行くのも面倒だなあと思ったのですが、Kindleで売ってたので、Kindle版を買って、Kindle Cloud Readerで読みました。資料っぽく読んでおきたい雑誌とか、今後この買い方が良さそうですね。
なんだろう、記事読んでみて確認したのは、就農支援やってるというか、就農トレーニングやってるってところですかね。そこにホームレスの人たちをNPOの枠組みの中で含むという(えと菜園は株式会社です)。農業のノウハウみたいなことってしばしば属人的で(経験則みたいなところが強いですよね、その辺はこの間、小高さんのインタビューでも少し話したけど)、それに加えて記事でも言及されてるけど、特にホームレスの人たちのメンタル面のサポートというのは、かなり重いよな、と読んでいて改めて思いました。
体を使った労働が気持ちが良いとか、技術を習得できること面白いとか、できた野菜が美味いとか、そういうことと、個人が抱えてる、記事で言う「闇」か、それをバランスさせることで問題解決をしていかなくてはいけなくて、それがつまり就農トレーニングということになっていくのだけど、ホント難しいことやってるよなあ、という感じがする一方で、「人が育つ」みたいなことのある意味での伸び代というか、可能性みたいなものも感じていて、これから色々な分野に人が育つための方法論てブレイクダウンされていくべきで、そのうちの良い取り組みの一つみたいに考えられるのかなあと。
社会からドロップアウトすることは、生命として否定されたわけではない、みたいなことをたまに言ってるのだけど、その辺、強さ感じる。
まああと、野菜が売れると良いですよね(えと菜園の話書くたびに書いてる気がするけど)。原点。ついこの間まで熊本の田中さんという農家さんのお米を食べていたのだけれど(現地でお会いしたことある)、熊本はそもそも水も美味いし、あと本当にその道の「ベテラン」の方々が作ったもので、「食」を中心にきちんとエコシステムが回りつつ「職」が育まれていけば良いのだろうなあと思います。
九州・熊本県から産地直送 自然栽培(無肥料・農薬不使用)米、有機小麦粉、有機大豆、有機雑穀-えと菜園オンラインショップ
もうちょっと詳しくは、本も出てるし、この本読んだ人が、どんどんサポートしてくれてるようだけど(体験農園とかも活況と聞いている)、農家とは言え、随分変わった農家さんなので、農業関係ない人でも色々学びがあるのではないかと思います。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)