2015/7/1

プロジェクトの肌理について – カナエール 2015を終えて

少し時間を置いたら、書くこと変わるかなと思って、ちょっと放置していたのですが、先日、カナエール 2015 夢スピーチコンテストの東京・横浜が無事に終了。盛大に打ち上げて帰って翌朝起き抜けに何となく書いたことが、「プロジェクトの肌理」ということでした。去年、終わった時に書いたのが、「プロジェクトの迫力」ということだったから、なんか妙なリンケージというか進捗があるように読めて面白い。

東京会場、横浜会場ともに素晴らしかったです。途中から東京と横浜では120日間のプログラムも分かれるのだけど、空気ってあるんだなと思いました。東京の気持ちが身震いさせられる感じ、横浜の安心して受け入れられる感じ、完成度という言葉があるけれど、それは双方ともに完成されていて、ただ、落ち着くところが違ったのかなと思いました。そういう違いは感じた。あと最後観客の皆さんと退場する時に言葉を交わす時間があるのだけど、なんか良い顔してたなあ、皆と思います。

120日間という期間の限られたことだから、終わらせるためにやることなんだけど、終わってからじゃないと気付かないこととかあるんだろうな、と思いました。

さて、去年はなかなか今思い返しても難しい振り返りだったなと思っているのですが、ようは僕の感覚値としては、もっとやれたんだろうな、みたいなのあったわけですよね。今年はどうかというと、何だか十分やり切った感じがしていて、仕事量とか、ワークレートとか、成果、とかではなくて、考えたことをきちんと実行して機能させれた手応えがあった、そんな感じがしました。

通年のプログラムだから、当然、過もあり疎もあるし、フラストレーションが全くないとは言わないけれども、今年は色々な人と色々な仕事をして、昨年に増して充実してたなと思います。総じて面白かったですね。あとすごく勉強になりました。このプロジェクトに関わるようになって、児童養護のことを初めて知ったに近かったし、「カナエールの判断」というのが咀嚼できてないところも大きかったけど、今年はある程度は自律的に考えを進めていけるようになった気がします。まあ実行委員も2年目、2周目だからな、という感じがする。

今年はWebリニューアルとChromebookという2大タスクがあって(とは言え、自分がやりたいタスク持たせてもらった感じですけどね)、4月からは「観客席を埋める」という大きなタスクがあって、とは言え、全く以って一人でタスク抱えてるわけじゃなくて全部それぞれのチームの一員としての課題だったので、気持ちは楽で、「手を打つのが遅れても取り戻せる、なんとかできる」みたいな余裕があったなあと思います。去年のキリキリする感じって全然なかったな、そう言えば。やっぱり準備は自信になると思うし、前に倒せれば余裕が生まれて、結果的に良い仕事ができる。アタリマエのことを再確認した感じもしました。

何というか、僕がこれだけ仕事を楽観的に振り返れることも珍しいw。

Webリニューアルに関しても、Chromebookに関しても、プロジェクトに方法論みたいなのは落とせた気がするし、撮影も3年目の現場で落ち着いてやれたし、終わってみると、今年の初めにあった「やらなければいけない」みたいな気持ちは大分薄れたなというか、ほとんどなくなったな、というのが割と素直な気持ちです。まあ「プロボノ」とか「ボランティア」みたいなことと、あんまりそういう危機意識って本来的には相性良くないんだろうし、そういうのが払拭できた感じがしたのは良かった。今年は去年から割とそういう強い危機意識を個人的に繰り越せたのが結果良かったなと思うし、今年終わった段階でそれを来年に繰り越さなくて良いなと思えるのも健全なことだと思います。

一方で、このプロジェクトは続いていかなければいけない、という思いはとても強く持ちました。大人の話も聞いたし、若者の話も聞いたし、プロジェクト中でもたくさん話したし、プロジェクトの外でもたくさん話たし。

色々な人が色々な関わり方をするプロジェクトで、今年はその全体観としての「迫力」より、もう少し細かな「肌理」を感じることができて、とても良かったなと思いました。仲間が「ここまで一瞬でした」って書いてたけど、今年は僕にとってはひたすら「長かった」。立場や関わり方が違えば、そういうことも全然違って面白いなと思います。ただ、長く感じることができるのは幸せなことだとも思う。それだけ学びが多かった。

このプロジェクトで今年僕が僕の内に作ったもの、というのは、今後のETにも活きてくると思っています。それが今年の手応え、ということなのかも知れないなという気がします。今日からETは4期目を迎えます。充足して新しい1年を回し始められることに感謝。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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