2015/6/15

コンテンツ・マーケティングとは擬人格のタイムライン化

今日は面白い記事を読みました。CCO(Chief Content Officer)というのが海外ではあるらしい。

Chief Content Officer (CCO) とはどんな職務なのか?海外記事を引用しつつ紹介します | Six Apartブログ

まあ、そもそもSixApartってMovableTypeというWordPressが主流になる前のメインのCMSだったブログの会社なので、本当に盛り上がってるかはわかんないですよね、というところもあるかなと思うのですが、考え方的には面白いですよね。

ブログをやる、というのはブログをやる、という話にしてしまうと、そこで皆それなりに納得して話終わってしまうから、もう少し解釈が必要だなあと思っていて、というわけで今日は少しコンテンツ・マーケティングの話をしようかなと思いました。

プロジェクトにまつわる情報の流れを大きく大別すると、インバウンドとアウトバウンドがあると思っていて、外部のメディアなんかにプロジェクトを紹介してもらうようなアプローチをインバウンドだとすると、プロジェクト内部の情報をできる限りコンテンツ化して広めていくのがアウトバウンドになりますよね。前者は主にPRと言われていた部分で、後者はオウンドメディアとかの話、まあだからコンテンツ・マーケティング的な話になって来るのかなと思います。本来的にプロモーションというのはこのインバウンドとアウトバウンド、両方大事、当たり前だけど。

特にカナエールのWebサイトでは今年ブログの更新がガツガツ行われていて、プロジェクトに関わる色々な人が執筆しているのですが、WebサイトへのPVは前年の倍を凌ぐ勢いあるし、ソーシャルを中心としたエンゲージメントもかなり感度高いです。そういう辺りできちんとアテンション取れて、外部メディア掲載も合わせて、結果、良いスパイラルが生まれている。

これただ、よくわかんないと言えばよくわかんない話なので、これだからFacebookで考えれば良いのだと気付きました。

定常的な情報って言うのは基本的にプロフィールとかですよね。そういうのは1回くらい見る。初めて会う人ならまず眺める。

ただ、皆ほとんどはタイムラインを見ますよね。

だからつまりそういうことなんじゃないかと思うんですけど、プロジェクトや、勿論、企業やプロダクトやコミュニティもそうだと思うんですけど、そういうものに人格をあてがって考えた時に、ミッション、ビジョンみたいなブランディングで引き合いに出されることや、ポートフォリオやプロフィールは勿論大事なんですけど、言うてもそんなに何度も見ないですよね。

というか、多くの場合、Webサイトってそう何度も見ないわけですよ、メディアでもない限り。

ただ、FacebookページやTwitterを初めとして、メルマガなんかのCRM的なこと含め、継続的にユーザと繋がって、アテンションをとるためのチャネルというのは「ある」ので、逆に言うとFacebook的な意味でのタイムラインは、Webサイト常に訪問してなくても、擬似的に「できる」ということですよね。

だからやっぱりコンテンツはキングなのだろうと思っていて、プロジェクトを擬人化して、取り巻く全体のエコシステムを例えばFacebookに見立てると、Webサイトの役割とか、ソーシャルの役割とか、CRMの役割とか、リアルの役割とか、もう少し一般の人にも伝えやすくなるのかなと思いました。

最低限、Facebook使っている人限定の喩え話かも知れないけど。

上の記事で言ってること、結構わかるようでわからないことであるとも思うんですよね。

ただし、中小以下の規模の場合、なかなか難しい場面もあります。とは言え、専門家によれば、「企業のコンテンツ発信を管理する人材を雇用することは、結果的にコスト削減につながる」と指摘しています。

ひとつの手段として取り入れられている方法として、マネジメントレベルとしてではなく、担当者レベルでコンテンツ管理者を採用する、があります。零細企業やスタートアップベンチャー、NPOでは、1人が複数の業務を担当することがあり、そういう規模の企業では、マネジメントレベルよりひとつ下のレイヤーでコンテンツ管理をおこなうことが普通です。

この方法が、当面は現実的な解決法なのでしょう。しかし、Chief Content Officer という役職はますます存在感を増し、最終的には「どの企業にも1人はいる、当たり前の役職」になると思われます。

さっき仕事仲間とも少し話していて、こういうことは、何でも屋、つまり横断的に何でも扱えるということと、どこで何が起こってるのか把握しているということが重要なんじゃないかと思っていて、ブランディングという言葉が出て来た時も、それが様々な分野にまたがることから、まずブランド室を立ち上げて、みたいなところから、話が始まることもあったと思うのですが、ここでコンテンツに関して言われてることも、それに近しいですよね。新しい軸が生まれる時は、大体そういう話になる、そのうちこなれるけど。

話長くなりましたが、とは言え、これからはコンテンツ・マーケティングだ!って言ってやろうとしてもなかなかそううまくいくもんでもない気がしていて、ただ、先述のカナエールだと「時系列でプロセスを発信していかないと、プロジェクトの本来の魅力が伝わらない」という出発点があって、なのでコンテンツ・マーケティングに類する施策に皆で取り組んで来て、良い方向の結果が出て来ているので、まあ健全だよなあ、って感じがすごいしています。

後はこういうことが、組織全体に適度に負荷分散された状態で回せるようになると綺麗だなあと思うんですけど、先述の記事でも新たに担当者作って、と言ってるくらいで、機能する経験則作って、それから組織での分業の形にブレイクダウンさせるとか、そういう収束と拡散みたいなプロセスはいるんだろうなとも思います。なかなかナチュラルにそういう体質のところも少ない。

まあ色々考えるところはあるなあと思いつつ、Facebookをメタファーにして考えると、割とわかりやすいな、ということが言ったかっただけなのです、つまり。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円
WordPressデザインレシピ集
狩野 祐東
技術評論社
売り上げランキング: 197,569
WordPress 高速化&スマート運用必携ガイド
こもりまさあき 岡本渉
エムディエヌコーポレーション
売り上げランキング: 435,263

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram