
新UIのGoogleタグマネージャーで外部リンクのクリックをトラックする
Google Analytics、今更、僕がああだこうだ言うわけでもなく便利でして、ほぼ全ての仕事でGoogle Analytics使っているのですが、まあだからカナエールのWebなんですが、チケット販売、Peatixで行ってるんですよね。で、基本的にはAnalyticsはサイト内のアクセスを見ます。ただ、購入導線にトラフィックどれくらい流れてるか、きちんとトラックしたいわけじゃないですか。というわけで、Googleタグマネージャーを使ったので覚書。
ちょうど最近、新UIになったようで、改めて覚えるのにちょうど良いタイミングだったようでした。せっかくなので新UIでやりました(新しもの好き)。結構、わかんなくて困ったのですが。
今回やりたかったのは外部の2つのURLへのリンクがサイト内にたくさん配置されていて、どのページでどこへのリンクがクリックされたか、というのをトラックしたかったわけです。タグマネージャー大きく「タグ」と「トリガー」と「変数」というのがあって、うち「変数」は用意されてるもの使えばそれで済むので、今回は「タグ」と「トリガー」をカスタマイズします。
トリガー
トリガーの方が下にあるのですが、発動条件になるので、先にトリガーの設定した方がわかりやすいです。
●イベントを選択
クリック●トリガーを設定
トリガーのタイプ → リンククリック●有効化のタイミング
Page URL 正規表現に一致 .*●配信するタイミング
Click URL 含む hogehoge
ここ実は一番何をどう設定して良いのかよくわかんなくて、フォーラムを参照して解決できました。
ようは全てのページでこのURLがクリックされた時、みたいな設定をしたかっただけなのですが、有効化のタイミングと配信するタイミングという言葉のマジックで、なかなか理解できなくて、フォーラム見て、ああそういうことかと。わかるとすごいシンプルですよね。
タグ
で、次にタグ。前述のトリガーをきっかけに何トラックするの?ということですね。設定だいたいこんな感じ。
●プロダクトを選択
Google Analytics●タグの種類を選択
ユニバーサルアナリティクス●タグを設定
トラッキングID → Google AnalyticsのトラッキングIDを入れる
トラッキングタイプ → イベント
カテゴリ → リンククリックとしました
アクション → 変数からPage URLを選びます、これでどのページでクリックされたかわかる
ラベル → 変数からClick URLを選びます、これでクリックされたURLがわかる
これらをやって、サイトにタグマネージャー用のコード入れて、プレビューすると動作確認できます。その後、公開すると、Analyticsのイベントのところで外部の該当リンクをクリックしたのがページごとに確認できました。便利。
今回はこれをタグとトリガーの組み合わせ、2セット作りました(もしかしたら原始的なやり方なのかもだが)。
まとめ
これ、実はネットで調べると、結構古いやり方が大量に出て来て、右往左往することもありこの記事書いてたのですが、古いやり方っていうのは旧UIってことですね。今回、最初は不慣れでほんとわけわかんなかったのですが、落ち着いて全体俯瞰して考えると、非常にシンプルに考えて使える便利な仕組みだなと思いました。なんかおそらくこれ一番初歩的な使い方で、色々な組み合わせがありそうで、なんか面白い使い方とか色々あるんだろうなあと思いました。一回わかると結構直感的に触れるという印象。
分析って大事っちゃ大事だけど、四六時中分析するようなことはまずなくて、むしろきちんとセットアップして最小限で済ませたいので、こういうスマートな形で拡張できるのは本当に便利だなあと。良い勉強になった。
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加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)