2015/4/12

災害が起きて考えるべき2つ目のこと – 仕事の防災とレジリエンス

初めに断っておくと、この話、割とフリーランスの人のためのものです。

東日本大震災が起きて、災害が起きて考えるべきことは2つあるな、と思いました。1つは間違いなく命の問題。自分が安全か、家族が安全か、被災地の人はどうなっているか。特にユレッジで話してる防災の文脈とかは、概ねこれにあたると思います。これすごく大事。

ただ、もう1つ考えておくべきことが実はあるなと思っていて、それは仕事の問題。直接的に被災しなくても、これ少し影響があるのではないかと思います。

僕の経験でも、世の中の優先順位が変わるし、自分の中での優先順位も変わりました。中長期的な価値観の問題ではなく、極めて短期的なことです。クライアントが止まる、ビジネスが止まる、それは1日2日の場合もあるし、プロジェクトによっては1ヶ月2ヶ月ということもあり得る。

積極的に動かす話がし辛いなと思っていて動いているものをペンディングにしていたら、クライアントの船が被災していて僕の話を動かす状況ではなかったということもありました。1週間くらいは仕事あまり回せていなかった記憶あるし、それでしょうがなくなることも多い。

あと世の中の動きも変わるし、マーケットも変わります。どう変わるか、って言うのは一概に言いづらいけど、そういうことの影響も少なからずあるなあと思います。ET自体は東日本大震災以降、仕事は伸びている。ここに何かの因果関係を見出す意味があるのかというのは道徳的な意味も含めて疑問だけど、数字だけ見ると2011年から伸びてる、という事実もある。勿論、災害があったから伸びたとか言う話ではないです、当たり前ですが。ただ、環境が変わると、仕事も変わる可能性はあるということ。サブプライムの時は売上落ちたとかもあって、それも因果関係がどこまで濃かったかわからないけど、景気の煽りが極めて少ない仕事だとは思っていますが、それでも数字見ると影響はあります。

他の人の仕事でも、例えば、手伝ってるカナエールは震災の影響を立ち上げ当時、色濃く受けたそう。そういうことは、おそらく社会事業だから、というわけでもない気がしています。

植村 百合香 – 「踏み入って、踏み留まって、踏み進める」 – ET Luv.Lab.

短絡的なことを言えば、入金が遅れたりする結果も起こり得るし、被災したらそれこそ仕事自体できなくなる可能性もある。

企業に勤めてる人のそれに比べると、実はフリーランスのそれは、こういうことに関してとても脆い気がしていて、仕事の防災とレジリエンス、ってなかなか紐付けて考えづらいけど、何かあった時に自分の仕事どうなるか?ってのは、「想定」を持っていた方が良いと思います。「想定外」になることを前提として。

なんかふとそんなことを以前考えたな、というのを思い出して書いた。

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