
『男のパスタ道』 土屋敦
別にパスタそんなに美味しく作ろうとも思ってないのですが、本屋で見かけたこれなかなか面白くてですね。「美味しいペペロンチーノを作ることだけが書かれた一冊」なんですよね。だからレシピ本でもないし、男のための料理本、みたいな感じでもなくて、さしずめ「夏休みの自由研究でひたすらペペロンチーノを作るための実験を繰り返し研究した」みたいな本でした。それがどういう読み物になっているのか、とても興味があった。
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特に大きな分量を割かれているのが、パスタの茹で加減についてで、塩の量とか、どんな塩が良いのかとか、岩塩使ってもあまり変わりはないとか、水は、温度は、時間は、圧力鍋使ったらどうなる?などなど、もう本当に試してガッテンなノリで色々行われます。まあだから、Evidence-Basedな料理本ということなのか。
最終的にできあがったレシピはオリーブオイル使わなかったりして、趣味人の探求としてはかなり面白いものだなと思いました。こういう普通の人が時間をかけて解き明かしたもの、みたいなのは、だから読み物としてとても面白い。
そう言えば、湘南台にニューオリンズというパスタのお店がありまして、大学時代から今に至るまでしばしば通っているので、ここの定番がニンニクと鷹の爪(通称:ニンタカ)。オープンキッチンで、マスターの料理するのが見えるので、再現されようとした諸先輩方も多かったようです(その頃、僕は料理全くしてなかったけれども)。あ、とても美味しいです。そういうノリに近いんじゃないかなあと思いました。
まあ、家にあるもの+ニンニクと鷹の爪でペペロンチーノというのはラクチンなので、僕もよく作るんですけど(特段、美味くはない)、なかなか面白い本でした。料理を科学する系の本は、普段、自分がやってることがどういうことか、腹落ちする解説あったりして、面白いのでお薦めです。
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加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)