2015/2/2

コンテンツ・プラットフォーマーとコンタクト・ポイントの連携について – 物々交換の時代がやって来た

ディールを作るとか、バーターにするとか、割と好きなんですよね。というか、1人で仕事してると、資本もないし、リソースもない、という時に、特にうちのプロジェクトなんかで唯一それそのものが持ってる力以上のものを発揮できる方法、というのが実はバーターということではないかと思います。基本的な商行為というのは発注元と受注先、買い手と売り手がある。大きな話で言うと、M&Aなんかもあるわけで、しばらくはM&Aの時代でもありましたよね。

ちょっと今日気になるニュースが。

Google Japan Blog: Google アプリの Now カードにクックパッド、SUUMO、SmartNews 登場

最近、こんな書き起こしも読みました。

メディア界の「次期王者」は誰の手に? ヤフー・NewsPicks・スマニュー…それぞれのビジネス戦略 | ログミー[o_O]

NewsPicksがSmartNewsに表示されると書いてある。

ここで、こういった、コンテンツの乗り入れに先に言ったような商行為が発生しているか、つまり課金がいずれかに発生しているか否か、と考えた時に、これバーターじゃないだろうかと考えると面白いと思うんですよね。コンテンツ・プラットフォーマーとコンタクト・ポイントの間で行われるトラフィック、あと利用頻度や、占有時間の増幅による、バーター。あ、バーターってここでは悪い意味に使ってないです。

振り返ってみればスマートニュースが色々なメディアをチャンネルとして登録して、かつそこで利益を上げないというのは、つまりバーターだということですよね。それじゃあ儲からないのではと考えることもできるけど、一方で、「バーターこそが最強のグロースハック」、とも言えるのだろうと思います。あんまり難しいこと考えないで、ただただバーターだ、と考えると色々わかりやすい。ちなみにバーターをWikipediaで調べると、こうです。

束(たば)を逆に読んだ「ばた」から来たとの説が有力で、物々交換を表すバーター取引(barter)が語源という説もある。

ああ、物々交換の時代がやって来たのかとなる。そうするとSmartNewsが広告を入れ込む、つまり自分のところで収益をあげつつ、他社とはバーターでひたすらグロースハックを続ける、みたいな戦略の理解はあり得るんじゃないかと思ったんですよね。

考えてみれば、今、インターネットのコンテンツというのはどんどん直接課金しづらくなっています。クックパッドにしても、SUUMOにしても、SmartNewsにしても、コンテンツ・プラットフォーマーとしてコンテンツをコンタクト・ポイント向けに直接販売する、というのはやり辛そうです。

という時に、自社の収益構造により多くの人をより多くのタイミングで幅広く集めるには、この辺のアライアンスというのはやっぱり魅力的で、そこにどういうディールを描けるか、みたいなことがプランニングの大事なメソッドになって来そうな気がします。

この話、全くもって今に始まった話じゃなくて、昔からあることだけど、改めて、広義の情報を扱うコミュニケーションを考える分野で面白い話になってくるし、こういうことが既存の業界に与える影響も今後大きくなっていくのかもしれないなと思ったんですよね。

そんな予感のするニュースでした。

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