2014/11/3

カナエール 2015 キックオフ

ご報告が遅れましたが(誰に報告するという話でもないですが)、先週末、カナエール 2015のキックオフがありました。久し振りに馴染みの顔が集まって、何やら大団円感あった(カナエールのFacebookページにはその日の集合写真アップされているけど、なかなか実行委員の集合写真って撮る機会ないんですよね)。いや、キックオフなのですけど。

それに先んじて、カナエールの一年間の報告書をETとしてPhotobackのジャーナルで制作させていただきました。昨年もこちらお手伝いさせていただきましたが、これが終わって僕としては1年の総決算感があるのです。何せ年間の活動をカメラマン2人体制で撮ってると、1年で5,000枚とかになるんですよ、写真。これで良いのでわ、というところから、事務局に写真の選定粘っていただき、良いものに仕上がりました。少しフィードバックをもらったけど、関わっていた方々に喜んでいただけたようで何より。

A4判・B5判サイズのフォトブック JOURNAL(ジャーナル)|Photoback

Photobackの良いところは印刷の質感もさることながら、1冊から作れる、というところでもあるんですが、今回のジャーナルに関しては、こんなニュースも。

グラフィックとオフセット印刷で協業 : Photoback 公式ブログ

僕いつもオペレーションが楽なので、仕事の印刷物グラフィックに注文しているのですが、PhotobackのいわゆるWYSIWYG的なエディタで、写真と文章を組み合わせて冊子を大量注文できる、ってのはすごいと思うんですよね。今回のカナエールのジャーナルで24ページくらいあったと思いますから、それを写真とテキスト面付けして印刷データを作ろうと思うと、ガッツリ「仕事」になってしまう。そこのところをある程度、テンプレート化された中から自由に組み合わせて作れるので、時間の多くをもう一つ上のレイヤーに割けるわけです。今回だったら写真の選定とか配置とか、全体の構成とか文章の推敲とか。それってただ、誰でも作れるってこと、以上の価値があるように思います。

さて、この話は少し、僕のカナエール 2015とも関係しています。

僕はカナエールでは主にWebとスチール撮影の担当なのですが(ほぼ現場では撮影の方だけど)、Webも同じことしたいんですよね。誰でも作れる、状態に近づけることと、時間の多くをもう一つ上のレイヤーに割きたい(だからPhotobackのジャーナルの話に近いわけですよね)ということ。そういう風にできると良いなあと思っております。多分、そうやって、プロがセットアップした中で皆がDIYする、ってのが世の中で一番早く現場に近い距離感で物事を回す仕組みになっていくんじゃないかなあ。ファシリテーション、場作りとかにプロがいるのと実はあんまり変わらないと思うんですよね。

12月になるとBridge for Smileも10周年とのこと。僕も来年で独立開業10周年でして、なんか同時代のNPO、プロジェクトに声かけてもらえて良かったなあと。まだ僕は関わって2年目ですけどね。

ところで、最近、色々考えていたのですが、僕は児童養護の世界に関しては素人です。1年プロジェクトを手伝ったとは言え、林恵子さんの本を一冊読んだくらい、先ほど書いた通り現場でもカメラマンなので、カナエールに出場する子達ともほとんど話しませんし、それをサポートする大人たちのような経験もないです。それで僕的には良くて、去年はひたすら事務局とガチャガチャやりながら、カナエールというプロジェクトの人への伝え方を考えていた。それはサポーターだったり、一般の人だったり、メディアの人だったり、あと力になってくれる知り合いだったりした。

やっぱり現場との距離感の把握って大事だと思うんですよ。で、このプロジェクトにおいてそれはかなり遠い。児童養護の現場とも遠いし、それをサポートする人とも遠い。その距離感に自覚的であり続けながら自分の持ち場で仕事回すのが大事かなあと思ってます。変にわかった気になっちゃうのが、一番怖いことで。このプロジェクトに関してはまだまだ自分の感覚を信用できないというのが実情です。

その上で。一度、カナエールを卒業したクリエイティブの仕事を志望する子とたまたま席が隣でじっくり話したことがあるんだけど、僕、ロールモデルにあんまりならないですよね。いわゆるきちんとしたクリエイティブのキャリアを歩んで来て全然ないし、学校卒業して社会へ巣立とうということに、フリーランスという働き方の話を提示するのも、話に飛躍があり過ぎる。ただ面白いなあと思ったのは、たまたま話の流れで友人のバンド、Sleepyhead Jaimieの話を引き合いに出したら(ニューアルバムリリース決定おめでとう!)、「その人達、知ってる!」となった時のことでした。彼らはクラウドファンディングでサポーターを募ってキャンピングカーを購入し、全国のハンバーガー店を『Hamburger Diaries』というアルバムを引っさげて、ライブ・ツアーしていた。

その時に思ったんですけど、そういう「面白そうな人」がきちんとやれている理由、ってあって、たまたま友人のバンドに関しては僕が触りは説明できたのが良かったんじゃないかと思うんですよね。それはどういう会社に就職してどういうキャリアを歩むと夢が実現できる、という話と同じくらい、理由がある。ただそれは方法論というより、個人の力の発揮の仕方の話で、あの時、あの話ができたのは、わかんないけど割と良かったのではあるまいか、と今も思っています。そういうこと自体はあんまり僕の役割ではないですけどね。たまたまそういう時間があって、それ多分、その後の僕のこのプロジェクトでの動き方に少なからず影響を与えている。

僕の仕事自体はキックオフより一足早く動き出していて、それなりになって来ているので、2周目、しっかり1周目より良い仕事ができるようにしたいところ。Facebookにも書いたけど、テーマと言えば、ちゃんとやる、ってことくらい。ただ、しっかりWebができる人がやったから、じゃなく、ETがやったからということは形に落としていきたいなあと思ってます。そんな感じの2年目です。

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