2014/9/15

『忘れられた日本人』 宮本常一 – 世俗のリアル

宮本常一さんの本二冊目。前回の『山に生きる人々』ですっかり好きになりました。あとがきに「庶民の生活誌」という言葉が出てくるけど、言い得て妙で、歴史には当然取り上げられないような、現地に足を運んでの生き生きとした暮らしやそこに在る伝承の話が綴られています。

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人目をはばかって生きた人たち、農村、漁村、寄合、お遍路さん、昨日読んだ『代表的日本人』と比べると、多分に通俗的で、ただ、それが当時の庶民のリアルだったんだろうなあと。実に生き生きと描かれている。助平話ですら生き生きとしてる(たくさん)。面白い。

どっちかって言うと、自分は忘れられる方の日本人だとして、でもこういう風に後世につぶさに生き生きと暮らしを情報として残せる民俗学はすごい。民俗学、全部が全部そうではないのだろうけど、この宮本常一さんの著作は本当に面白いと思います。前回の記事にも書いたけど。

『山に生きる人びと』 宮本常一 – これからの日本と民俗学ということについて少し : kosukekato.com

見聞きしたこと、きちんと魅力的な文脈におさめられるって良いですね。ブログとかの時代だから余計にそう思うのかも。

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