2014/9/5

『九州の食卓 2013年冬号』 – カルチャー誌の未来

九州のローカルメディア紹介第二弾です。これスゴイ良いのは、実は前に仕事でまとめてお借りして読んだことがあったので知っていたのですが、今回の糸島訪問で旅先で薦められたので読んでみました。糸島シェアハウスのことも取り上げられてて(食卓の写真が大きく巻頭でも出ている)、九州のジビエ、という特集もあって、興味深く読みました。

九州の食卓オフィシャルサイト

ただ個人的にはだいこん特集が面白くてですね。特に大根の在来種の話が面白かった。「在来種」ってここ数年よく聞いてて、以前、猪の解体を体験させていただいた時に少し都留環境フォーラムというところの方の話を聞く機会があったり、最近、えと菜園の相談でもしばしば聞いていたのだけど、九州の在来種の大根が紹介されてて、桜島大根くらいは知っていたけど、九州とは言え色々あるんだなあとなかなか面白かった。全国の在来種マッピングしたりしても面白いかもですね。どっかの研究室とかでやってないのかな。あと、ゆで干し大根と大根やぐらって、いわゆる「干し大根」手作りで作ってる写真がフィーチャーされてるのですが、とてもフォトジェニックで「ハッ」としました。

これ隅々まで読むと本当に面白いのだけど、こういう食の、だからカルチャー誌ですよね、食文化だから。例えば、NORAHとかもあるけれど、この辺り、分厚さ出せるのはすごいなあと思います。あと僕の石巻の知人の増田拓史さんというアーティストが、食堂プロジェクトという、色々な土地土地の家庭料理をリサーチするアートプロジェクトをやってるんだけど、この辺り、本来的に「美味しそう」の手前かその先にあるのかわからないが、極めて知的な好奇心に基づいて読める気がしていて、だから、平たく言うとIntelligenceがある気がする。カルチャーとして。

勿論、九州のジビエの話も面白いです。ここでも、 @chiharuh 登場なのですが、ホント、糸島回ってると色々なところで著書の紹介とかされていてですね、なんか逆に言うとそういうものを配置できる文脈が九州にはあるってことですよね。伊都安蔵里とかにもPOP置いてあったし。余談ですが、ここで、いりこやら、醤油やら、買って来たたんですが、とても良いもののよう。いりこは先日来、出汁とって味噌汁に、「生なり、」という糸島の醤油はまだ未開封なので楽しみです。あと、「またいちの塩」これも土産に持たせてもらった。ありがとうございます。なんども紹介してますが、面白いので @chiharuh の著書は是非読むのお薦めします。そのものずばりだけでなくて、なんで、どうやって、どうして、って今に至るプロセスの話が書いてある、ある意味、今読むべき本でもある。

わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─
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あと、先日、 @gamella 君が薦めていた山賊ダイアリーも面白いらしく、Kindleで買ってあるので、時間見つけてゆっくり読もうと思ってます。

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)
岡本 健太郎
講談社 (2011-12-22)

あとあと、そう言えば。ラグビーの先輩が前職のイベントをシェアされていたのだが。

第2回【狩猟サミット】IN 富士山〜狩猟にであう。狩猟でつながる。〜

ワークショップのタイトル眺めてるだけでも、なんかすごそう。著作読んだことある人の名前もチラホラ。ちょっと九州の話から脱線してしまいましたけど、色々面白いなと思います。あと、糸島でも薦めてきたのですが、最後に古典を。

山に生きる人びと (河出文庫)
宮本 常一
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かなりフィールドワークを大事にされる民俗学者の方で、あたかも冒険譚のような民俗学の本で、すごい惹きこまれました。これはこれ、アカデミックな導入としてお薦めできます。カルチャーってなんなんだっけ、みたいな話になってしまいましたね、若干。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
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