2014/8/30

糸島 – On The Edge

今回は、旅の目的を聞かれるたびに「夏休みです」と答えている、加藤です。というわけで、夏休み3日目。引き続き、 @kossymiz さんと @chiharuh のお世話になり。朝ホテルに @kossymiz さんがご家族で迎えに来て下さり、車で糸島を目指しました。一日、運転していただいてしまって、本当にありがとうございました。

さて糸島

雨でしたー。と言いますか、今年の夏、本当に九州雨らしく、行く先先で「東京は今年の夏晴れてますか?」って都度聞かれるほど。本当に天候には恵まれない夏で、農作物への影響もあり(特に葉物がやられているそう)、海も時化ていて、なかなか難しい状況だそうです。ここ数年、大雨被害が夏に続いてるのは僕の実感としてもあって、仲間の小麦が今年入らない、とか聞いていたこともあって、本当深刻なんだなあと思いました。海の家とか、海沿いのお店も同様の理由で結構厳しいみたい。夏の8割雨くらいの勢いのようで、子どももなかなか遊びに連れていくところに困る、みたいな感じだったっぽい。紅葉してるカエデあったしな。。。

今回、実は初めて糸島を「観光」させてもらいました。普段は、糸島シェアハウスの周辺で、とは言え、歓待いただいて、夕日見れる露天風呂とか連れていってもらったり、そもそもあの集落カメラ持って歩いてるだけで面白いし、シェアハウスでゆっくりさせてもらうだけで和むのですが、今回は改めて、色々連れていってもらいました。そう言えば「糸島流行ってますからね」というフレーズを今回他の場所で割と聞いていて、糸島の本とかも結構出ています。

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伊都菜彩、伊都安蔵里

糸島

糸島

糸島

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さて、まずは前から名前はよくよく聞いていた伊都菜彩経由、糸島シェアハウスで @chiharuh と合流して、伊都安蔵里。伊都菜彩は道の駅なんだけど、日本で一番の売上なんだと。花、野菜、米、魚、肉。地元のものが並んでます。伊都安蔵里はもうちょっとアンテナショップ的というか、糸島の自然農の野菜や調味料、加工品なんかが並んでます。僕は手土産用に生なり、という良いお醤油と、自分用にいりこを購入。そう言えば今回福岡にも八女で買ったうきは百姓組ってののドライフルーツとか買ってみたんだけど、移動距離長いとある程度普段手に入らない物現地で調達できて良いですね。あと、地元東戸塚のfe.a coffeeも配って来たのであるが。鞄からずっと良い匂いさせてた。本当は、うきはも大学の同級生が合鴨農法で米農家やってたり、久留米もヘンプのmaricoさんの第二の地元だったりで、見たいところは福岡だけでもたくさんあるのだが。まあ人生長い。

白糸酒造

糸島

写真はハネ木。この白糸酒造はハネ木搾りという方法でお酒を搾るのだそうで。模型が分かりやすいですか。

糸島

このようにテコの原理で石を重しにじっくりお酒を搾ります。一気に圧搾しないので、ここの酒粕は板状ではなく、ふんわりしたものができあがるそう。酒買うか迷ったのですが、でも基本的に家で飲まないしなと思っていたら、甘酒を少しいただいてしまいました。

糸島

なんだこれはという美味しさでした。別物だよなあ、たまに飲むそれと。ひんやり甘く優しい。

志摩の四季

お昼は海鮮丼をいただく。「大」。青魚、白身魚、蛸、という地魚の海鮮丼で、糸島産しか使わないのでイクラやサーモンは乗らないよってジョークが書いてあるんだけど、本当に美味しい。新鮮なのだが、ふくよかでしなやか。淡白と言えば淡白なのですが、先ほどの生なりという醤油の旨味もあいまって、すごい美味かったです。九州の味噌で仕立てたアラ汁も、僕らが想像するそれとは違って穏やかな味わい。

そう言えば、九州、全般的に甘いんですよ。全然、嫌な甘さじゃないんだけど、糸島シェアハウスのシェフにいつぞやご飯を食べながらうかがったのが、暑い土地で、砂糖は体を冷やすんだそう。だから、九州に来てから、料理に砂糖使うようになったっておっしゃってて、それ聞いて僕も、それから少し家の料理に砂糖を使うようになりました。というわけか、九州は冷房効き過ぎ、というオチ。そういうのも面白いですよね。

またいちの塩

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さて、ただならぬ感じでしょう。糸島半島のまさしく「とったん」にある(なので、今回サブタイトルをOn The Edgeとしたわけです)製塩所。ここすごいところだった。晴れてれば景色も最高だそうで、天気とにらめっこしながらでしたが、色々面白くて。

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こんな感じの作業場で塩を作ってます。

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まずこの塩田がすごい。櫓から海水を浸した木が吊るされていて天日干しにします。

糸島

それを2日?かけてゆっくり煮立てる。

糸島

そこから塩を柄杓みたいなものですくいとります。手にもらって味見させていただいたのですが、これがあまりに素直に入ってくる。ストンとくる。エグ味皆無。美味しい。福岡の高級なお寿司屋さんではこちらの塩を使っているそうで、刺身にこちらの塩、本当に美味しいそう。暖色系の色になっているのは、ここの海水に含まれるミネラル、海水は山で決まるというお話は含蓄がありました。

糸島

ここで売ってる塩プリンが美味い。 @kossymiz さん、隣で「こ、こ、これわ」って海原雄山みたいになって震えていました。いや本当に美味かった。で僕はしばし海の天気眺めながらシャッターを切っていました。

糸島

糸島

糸島

糸島

糸島

糸島を後にする

糸島

この後、糸島シェアハウスまで @kossymiz さんにお送りいただいて、お別れ。シェアハウスで、玄米茶いただきながら一休み。岡山への移動もあったので、残念ながら夕食の時間前に @chiharuh に駅まで送ってもらいました。ちょっと一本ミスったので、駅に行く道すがらの絶景ポイントでこの夏最後の玄界灘を眺める。九州の海の柔らかさと、でももう視界全体に玄界灘が開ける感じのダイナミックさは本当に壮観で。ただ、多分勝率半分くらいですかね、なかなか天候に恵まれない。それでも稜線に雲がかかっていって、海は静かに凪いでいて、糸島の海と山のある風景は本当に美しい。

まとめ

そんな感じで九州を後にしました。実は裏目標で糸島の四季コンプリートってのがありましてw、この1年ほどで4回目の来訪で、時には見学に、時には取材に、今回は完全に夏休みで来たのだがw、本当に良いところだし、面白いところだし、人がきちんと暮らそうとしているところだと思います。こういうところで暮らしの話聞くと、割と自分を鑑みると天を仰ぎたくなるんだけど、なんだろうなあ、僕あまり東戸塚にいることの確信とか正しさとか持ち合わせてなくて、ただ、まあ好きなんでしょうね、割と。ただあそこにないものはたくさんあって、だから色々な場所に行くのは僕の大事な芸の肥やしになっていると思います(と言い張って色々行くわけだ)。

その4回とも @kossymiz さんと @chiharuh には大変お世話になっていて、ET Luv.Lab.改めて引用しておきます。

越水 大輔 – 「ローカルにコミットする躍動感」 – ET Luv.Lab.
畠山 千春 – 「見えやすくする、触れやすくする、慈しみやすくする」 – ET Luv.Lab.

このサイト、やはり大事なんだろうと思います。「ET Luv.Lab.みたいなこと」が僕にとって、生きて行く上で、働いていく上で、暮らしていく上で大事なことになっている。そんな感じがする。ちょっと今お休み中な感じですけどね。

実は夏休みは明日までで、日曜からは岡山にて仕事スタートなのだけれど、明日、しっかり休んで(遊んで)、スタートに備えたいと思います。だから今回の僕にして長めの旅の日記も、あと一回ですね。瀬戸内の夏の海、3年目か。

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