WordPressのUser Meta Proは大変良く出来ていた
そろそろ振り返ってみようと思うんですが、User Meta Proというプラグインを仕事でガッツり触る機会があったのですが、とても良かったです。この手のプラグインは例えばTheme My Loginなどが有名で、WordPressで会員サイト制作などとなると、大体こういうのが出てくるのですが、今回、User Meta Proを触ってみて良かった点をいくつか。
フィールドとフォームの考え方が良い
User Meta Proでは、まずフィールドエディタで、様々なフィールドを作ります。ユーザのメタ情報として保持する情報です。このフィールドの設定がかなり充実しており、管理者限定、入力必須、と言ったことから、ファイルサイズ制限、拡張子制限、付帯するclassなど、細かくメタ情報に設定を持たせることができます。その上で、フォームエディタを使って、これをドラッグアンドドロップでフォームに宛てがいます。フォームを作るというと、例えばメジャーどころでContact Form 7などがありますが、ああいうのよりもっとWYSIWYGな感じでフィールド並べてくとフォームが作れます。これ開発中のメンテナンサビリティも含め便利でした。それをページに宛てがうイメージ。
リダイレクション、システムメール、権限ごとの設定も充実
リダイレクトやシステムメールの文面、権限ごとの設定なども充実しており、かなり細やかな設定が可能でした。会員制サイトに必要なことがかなりこれで制御できました。
アクション、フィルタフック
Advanced (For Developers) | User Meta Pro – WordPress user management plugin
この辺があとかなり有用でした。functions.phpでuser_meta_after_user_registerっての使えば、ユーザ登録時に何かする、みたいなアクション作れたり、user_meta_pre_user_updateっての使えば、ユーザの情報がアップデートされる前に何かする、みたいなフィルタ作れたりします。この辺、結構活用しました。
インポート、エキスポート
マイグレーションしやすいだけじゃなくて、CSVでユーザの情報を必要なフィールドだけ落とせたりします。
まとめ
これまで触ったプラグインだと、All In One Event Calendarに並ぶ、よく作りこまれたプラグインだと思いました。よく作りこまれているだけに、プラグイン本体を修正するのは結構大変でしたが(やった)、総じて有用性の高いプラグインだと思います。ネットで検索しても、日本語のリソースは皆無に等しい感じでしたが。しかし、最近、いじっててETのサイトで使っているEnfoldってテーマも裏側を仕事仲間に見せると結構驚かれるし(これすごいよホント)、海外は色々進んでいるなあと改めて思いました。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)