2014/8/2

『ヒップな生活革命』 佐久間裕美子 – ポートランドとか、ブルックリンとか、新しいアメリカ像的なこと

割と僕はアメリカン・カルチャーみたいなものは好きで、なんか色々試行錯誤はあったものの、ここ数年、アメリカ的なモノが多い気がします。僕がアメリカにいたのは1995年〜1998年の間で、まあ高校生なので体感できたものは限られている、とは言え、自分の素地に当時目にして耳にしたものが大いに影響を与えていることは否定できないし、曲がりなりにもビジュアルに関わる仕事ができている、ということの理由の一つにその期間がある気はしています(アウトプット、アメリカ的なものと真逆だったりするけど)。

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佐久間 裕美子
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さて、この本、ポートランドとか、ブルックリンとか、の話の本。って言ってしまえば一番早いのかも知れないけど、だから僕がアメリカを去って以降、9.11やサブプライムを経て、アメリカの生活がどう変わったか、みたいなことが書いてある。ここに出てくることは、例えばgreenz.jpやroomieみたいなライフスタイルや暮らしに根付いたメディアで、既に紹介されているものも多いけど(本書にもそう書いてある)、その上で一気通貫で読めたのはやはり面白かった気がしました。

知り合いの本を読み、知り合いの作ったものを身につけ、知り合いの作ったものを料理して、知り合いの企画した場に行き、知り合いと共に仕事するー、みたいなことは好きですし(たまにしかないですけどね、言っても横浜市在住)、気がつけば実際そういう嗜好性になっている。コミュニティが良質であれば、そういうので十分生きるためのコンテキストって成立し得ると思うんですよね。

事例の紹介も多いのですが、僕はブルックリンのスモーガスバーグと、ファッションのヘリテージブームの話が気になりました。

ところで昨日たまたま、「デトックス化する社会」って話になったのだけど、これ言い得て妙で、日本って、なんだか表現も消費も批評もそんな感じになっている。ただ、なんかこう清潔になるだけだと指向性として楽しくないじゃないですか。しかも解毒と言いつつ、やってること消毒っぽい。結果、解毒できてない。そういう意味で、僕が離れてからのアメリカ、というのは随分楽しそうなことが起きているよな、と思いました。毒とかそこそこあった方が良いんです。

ああ、久し振りに行ってみたい。

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