
『神楽と出会う本』 三上敏視
去年、島根の益田の仕事をお手伝いした関係で、石見神楽の撮影にうかがったことがあります。神楽を見るのは初めてでしたが、すごく良かった。世には能やら、歌舞伎やらありますが、神楽は僕みたいなのでもとっつきやすい気がしました。ダイナミックで、テンポが早い。ただ、演目は意外と長いので、撮影大変でしたけど。
あと、神楽の面とか衣装の造作も面白くて、うちにある招き猫は神楽の面を作っておられるところのもののよう。
日下義明神楽面衣装製作所 招き猫 : kosukekato.com
こちらは同じ島根、とは言え、お隣り浜田にあるようです。益田では毎年ワールド神楽フェスティバルって言うのがあるそうで、一度観てみたいんですけどね。グラントワという会場は行って来たのですが、すごい立派でびっくりします。
島根県芸術文化センター「グラントワ」 | 島根県立いわみ芸術劇場 |
神在乃国しまね『ワールド神楽フェスティバル』~舞い集う神々の宴~
あ、話題がそれましたが、そういうわけで、神楽興味あるんです、ということですね。というわけで、だいぶ前に『神楽と出会う本』というのを読みました。
この三上敏視さんという方は音楽家だそうで、いわゆる、歴史や民俗学的なことというより、音楽とその周りにある文化的なものへの理解、みたいなアプローチで、当然、現代の言葉で書かれているので読みやすかったです。隠岐とか伊勢とか高千穂とか、まだ言ったことのない「神事」のある場所の神楽が紹介されていて、石見神楽を観た時は石見スゴイと思ったわけですが、色々な地方の神楽も気になります。そう言えば、神楽じゃないということになると思うのだけど『石巻市立湊小学校避難所』という映画も渡波獅子風流という獅子舞で始まるのだけど、あれも雰囲気良さそうでした。
やっぱり引継ぎ手は相当少なくなったみたいですが、現地の若い人達が廃れさせてはならないと頑張って盛り返してきてる、と撮影に行った時もうかがいました。古いものだけじゃないんですけどね。スポーツだってそうだったりするし、色々そういうことになってくるのだと思う。
とは言え、僕実際観たことあるので、今のところ石見神楽贔屓です。写真はこちらにまとめてあるので宜しければどうぞ。
20131007 石見神楽 – an album on Flickr

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)