2014/5/28

『美の壺 「和菓子」「切子」「柳宗悦の民藝」』

美の壺のムック第一弾は「備前焼」「魯山人の器」「藍染」を読みましたが、今回は「和菓子」「切子」「柳宗悦の民藝」となりました。

和菓子

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和菓子良いですよね。お茶とかてんでわからないので、イマイチ華やかな和菓子を目にする口にする機会は多くないのですが、よく裏の商店街の栗山という和菓子屋さんで、麩饅頭、道明寺、桜餅なんかをおやつに買ってます。最近だと水無月とか出てたな。最近色々なことに思うのですが、和風のお菓子と和菓子は割としっかり境界線があって、このことは例えば工芸的なことにも言えるのだろうと思うのだけれど、僕のような初心者にもわかりやすい内容になっていました。

切子

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まだ僕があまりこの手のものに興味がない時に行った鹿児島旅行で、「これいいなあ!」となったのが薩摩切子でした。バカラみたいな西洋のグラス、日本でもうすはりグラスなんて言って、良いグラスは薄いものという先入観があったのですが、カラフルな色彩と深い彫りとぼってりとしたボリューム感に目を見張ったのを覚えています。さぞかし伝統のあるものと思いきや、薩摩切子が作られていたのはたかだか20年くらいのことだそうで、1980年の後半に復刻されたものが今ある薩摩切子とのこと。『篤姫』の嫁入り道具に持ってったとか。

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他にも日本におけるガラス(ぎやまん・びーどろ)の歴史的な変遷が紹介されていて大変面白いです。

柳宗悦の民藝

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今、良いものを割と安心して買えるのは、柳宗悦の時代に民藝運動があって、基本的な価値観とか審美眼とかが形作られたことあってこそなんだろうなあと最近思います。ここに書かれている内容は、先だって読んだ『バーナード・リーチ日本絵日記』で結構参照できる内容だと思います。

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まとめ

「柳宗悦の民藝」を読んでて特に印象に残ったフレーズがあって、河井寛次郎の「暮らしが仕事、仕事が暮らし」という言葉です。そういう風にありたいなあ、みたいな憧れはあります。まあ、普段はパソコン、カチャカチャやってるのが仕事なわけですが、「それだけ」にならないようにしたいなあとは思う。まあなんか「ビジネスとプライベートの区別がない」というと、ただのワーカホリックっぽいですが、「暮らしが仕事、仕事が暮らし」ってなると、なんか情緒あるじゃないですか。

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