2014/3/9

『美の呪力』 岡本太郎 – 日本を顧みる

随分昔に読んだ本だけど、再読。岡本太郎のエッセイは面白いですね。

美の呪力 (新潮文庫)
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当然、リアルタイムでこの人の作品を眺めてきたわけでもなく、渋谷の駅で作品を観てもピンと来ないっちゃ来ない。ただ改めてこの年になってこの人の書いてること読むと、共感できること大分あるなあと思いました。芸術が呪術ってスゴイですけどね。表現はさしずめ祈りということか。

そう言えば、先日、「コースケさんって古いもの好きなんですね」と言われたのだけど、これは多分その通りで、読んで来たものに拠るのかなと思うんですよね。昔は司馬遼太郎をさんざん読んで、白洲正子、辰巳浜子、小林秀雄、柳宗悦、この岡本太郎でしょう。こういう人達って、ちょっと世代はばらけるかと思うけど「日本を顧みる」という作業をすごくやってた人達だと思うんですよね。一気通貫しているものがあるとすればそういうことかなあと思う。

だいぶ前ですが、秋田の男鹿半島に行った時に、なまはげ資料館みたいなところに行ったのだけど、そこには色々ななまはげを観まして。なまはげって「鬼」を連想すると思うんですけど、鬼つっても色々いるんですよ。ここで、なまはげのデザインに岡本太郎が影響を受けたって話を聞いて、この本を読むと納得感があって。

なまはげ

あと、地方色々行くと、色々なところに神楽ってありますよね。ああいう神事はまさしく呪術で、途絶えそうになっているものを、地元の若い方々が継承しようと努力している話も聞く機会があって、パフォーマンスもさることながら、そういうののクリエイティブも面白いと思います。

糸島のSunset Liveではファイヤー・ダンスというのも観ました。あれは現代的な解釈なんだろうけど、松明の明かりの中での演舞は良かったですね。写真撮らなかったのが残念でしたが、ああいう厳かだけどワクワクする感じは良いと思います。あと、ラグビーだと「ハカ」が有名ですよね。こないだマオリ族の民族衣装というのを見かけたのですが、あれを纏ってハカやってたらぜんぜん違うものに見えるんだろうなと。

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ちょっと話ずれちゃったけれども、岡本太郎の本はお薦めです。なんかこの年になって、民藝とか、プリミティブ・アート的なこととか、神事・祭事の造形とか、そういうものに惹かれたりするの、なんとなくこれで説明できる気がします。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。1998年よりデザイン会社のパートタイムアシスタントとしてWeb制作を経験。2005年に独立、フリーランスとして、企業、個人、NPO、独立行政法人など、様々な領域でのITやデザインによるサポート業務に携わる。2018年、加藤康祐企画設計を開業。これまでの経験を活かし、より広い視野でクライアントの問題解決に取り組み、クライアントと一緒になって新しい価値創出をし、平静な社会の実現を目指す。

加藤康祐企画設計

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