2014/2/4

時間をそのまま出す – 時間は有限だが、時間の使い方は無限

最近、やたらコラム熱が白熱している加藤です。たまにそういう時期がありまして。選挙とかやってるからですかね。今日はちょっくら「編集」ということを考えてみたいと思いました。今日『ハンナ・アーレント』という映画を観て来まして、すごく良かった。僕は今日の今日まで知らなかったのですが、中高年が殺到してるとニュースになってました。やっぱりコンテキストに編集力は大事だなあとつくづく。

その上で。

例えば、せんきょCAMPというのがあって、この選挙期間中、僕もしばしばUstreamで配信される生の演説観させてもらって助かってますけど、YouTubeとかにも色々な候補者の演説が上がっていて、やっぱり通しで聞くと大分違うよなあと思うし、メッセージに必要と演説者が規定した時間をそのままぶつけられるって良くも悪くも破壊力あって、これやっぱり編集すると良くないよねって思う。粗とかにも気づくし、感銘を受けることもある。やっぱり主題よりも機微に本音が出てきたりもするじゃないですか。その上で、受け取り手によるって言うのがやっぱり大事だと思って。テロップで政治を判断はできないですよ。

あと、ET Luv.Lab.は大体40分を目処にやっていて、ユレッジで取材する時も基本同じなんだけど、これも上と同じでなるべく40分をそのまま出したいと思っている。ただ、映像ではなくてテキストのサイトで、映像にすればいいじゃんって話もあるんだけど、映像にすると逆に編集が必要になってくる気もしていて、文字起こししたらほぼそのまま出すってことに、これまた良くも悪くもあるんですが、面白みがあると思ってます。2時間取材して40分のボリュームを出すってやり方もあるのだろうし、もしかしたら、かけた時間の分だけブラッシュアップもできるのかも知れないけど、僕はなんか40分を40分に相当するテキストでなるべく編集しないで読み手と時間を共有する(良く言うと)みたいなやり方が面白いんじゃないかなあと思ってやってます。

例えば、テレビで2分の放送枠があるとして、2分の放送枠に2分しか取材せず、基本ぶっつけ本番、ってやったら、結構質の違うコンテキストになりそうですよね。その人が伝えるべきメッセージが十二分に伝わるかという問題がある一方で、その人が言葉を発した時間はそのまま共有されることになる。

時間をそのまま出すって言うのは、そういう意味で、なんかコンテキストの付加価値になる気がするんですよね。

それの最たる例がイベントですよね。勿論、リハーサルとかあるだろうし、事前準備はするだろうけど、60分のイベントだったら、間違いなくその60分はそのまま共有される。僕は今までイベント企画とかほとんどやっていなくて(ていうかやってないな)、ただラグビーの大会とか、イベントの撮影とか、ワークショップとか関わってみて、ナマモノ面白いよなあと思いました。

さて、そろそろ小出しに行こうと思うんですが。

詳細はこれからですが、今、イベントの企画をしています。とは言え、全然僕一人でやっていなくて、ただちょっと課題をもらった時に、なんとなく前からやってみたいなあと思っていたことがあり、頼りにしたい人もイメージできて、スキームは何となく僕の頭の中にあって、論理的にはやると課題の解決にも繋がっていきそうな。こういう時の企画って、ようは時間の使い方を考えるってことだと思うんですよね。時間配分みたいなこともあるけど、どちらかというと、どういう時間が共有されるかというようなこと。

そういう寝かせる時間がない時間の出し方、って言うのは割とまた面白いことだと思ってて、しかも自分が客先に言って決められた時間で話してくるみたいなことではなくて、その裏方なので、なんか色々これまで考えなかったことを考えないといけないのかなあと思っていて、割とワクワクしています。良いイベントにしたいなと。繰り返しになりますが、僕一人でやるんじゃないけれども。

そういう、「時間をそのまま出す」的なこと、僕のこれまでの仕事とは割と遠かった気がするんだけど、ちょっとずつそういうのもやれるようになりたいなあというのと、どう楽しめるのかというのを探っていきたいと思ってるところです。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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