2014/2/2

ザッピング仕事術 – 「できることを増やす」を考える

昨晩は1年以上ぶりくらいに加藤企画やりまして、もうなんかやれば楽しいんだけど、僕が頻繁にやる体力がないのと、求心力の低下でw、なかなか開催されずじまい。えっと、ただの飲み会です。僕が大人数集めようとしてやる飲み会は今はもうそれくらいじゃないですかね。昨晩はなんだかんだ入れ替わり立ち替わりで7人くらいになったのか。ありがたいことです。すごい楽しかった。

でまあせっかく都合6時間くらい酒飲みながら仕事の話してたので、なんか書きたいなあと思って、コード書きながら考えてたんですけど、たまたま、昨日「部下を統率する難しさ」みたいな話を聞いていて、それは平たく言うと僕にはわからないのだけど、じゃあ一人でやっていくにあたって、難しさがある部分ってどういうことなんだろうなあとか考えてたんですよね。まあ基本的には、障害は避けて通ってる気もしますがw。

基本的に僕がいつも考えているのは「できることを増やす」ってことですよね。とは言え、そんなの限界が当然ある。その上で、それやる時にどういうことが必要かということの整理。

  • スペック
  • フォーカス
  • パートナー
  • プロジェクト

この4つのマトリックスのザッピングってことじゃないかなあと思ったんですよね。

スペック

平たく言うと能力ですよね。とは言え、僕自動車免許以外に資格持ってないような人なので、明示的にこういうスペックって言いづらいんですが、例えばプロフィールのスペックって項目あるんですけど、これは割と、これは得意、大分できる、そこそこできる、やったことがある、くらいのレベルのものが並んでいて、Webデザインって言っても得手不得手あるし、企画って言っても経験している業界とそうじゃない業界とかあるし、ブロガーって商売になってるのかとか、まあ色々ありますよね。あと、面接になるとやたら強いとか、プレゼンは苦手とか、スピーチとかホント無理とか、そういうのもスペックかも。

フォーカス

平たく言うと興味分野みたいなことですよね。昔、言ってた話だとインタレストグラフみたいな感じ。アンテナと言ってもいいかも知れないです。これは当然多種多様であると同時に多元的でもあるわけで、最近は狩猟文化とかちょっと面白いなあと思って今日ポッドキャスト(面白い)聴いてたし、ご存知、焼きものとか料理とか割と趣味的な意味で好きだし、全国的に好きな場所とかあるわけですよね。そういうのもフォーカスだし、あと、人脈みたいなことってフォーカスだと思うんですよ。4つにネットワークってあげなかったけど。僕ずっと仕事のモチベーションに「人間に対する興味」が大事だと思ってるんですけど、だからネットワーキング云々じゃなくて、大事になってくるのはどういう人に興味を持っているかってことじゃないかと思うんですよね。で、僕が強い興味があるのは、基本、知り合いです。

パートナー

平たく言うと一緒にプロジェクトできる人ですよね。仕事のプロジェクトは勿論だし、場合によっては非営利でも良いと思うし、プロジェクトの体をとってなくても良いかも知れないですけど。そういう人達とどういう距離感でどういう風に繋がっているかというのはやっぱり大事ですよね。

プロジェクト

最後にプロジェクト。これは持ち駒としてすごく大事で、僕の場合、実績というより材料だと思ってます。クライアント・ワークは勿論だし、ETとしていくつか走らせているプロジェクトもあるし(ET Luv.Lab.とか、wakkaとか、ユレッジとか)、まあうちが手弁当でやるのはできるだけ負荷なく最小工数で回せるようにしとかないと、こっちがアップアップになっちゃうんですが、そういうの並行して走っているのはやはり財産ですよね。ただ、クライアントとクライアントを繋げる、みたいなことは相当神経質にやらないといけないだろうなって感じはしてます。結構、そういうの難しいですよね、と思う。

まとめ

おそらく、僕ができる面白いこと、みたいなのっては基本的にこの4つのザッピング、つまりかけ合わせで、それが「できることを増やす」ってことになるんじゃないかなあと整理してみました。なんかすごいアイデアを生み出して、それを実現するために邁進する、というタイプでは全然ない気がしていて、なんか新しい要素がこのマトリックスの中にポーンと入って来たのに、ああ、じゃあこれとこれとこれ組み合わせると、なかなか面白そう、みたいなことじゃないかなあと。そうするとやはりできること増やしてったほうが、できること増えてくんだろうな、という気がします。

ああ、あとこれ大事なことなんですけど、プランナーとか言ったって、リソースがないと「自分ができないこと」妄想するだけになるので、仕事成り立たないんですよね。

ただ、一方で、僕の次の課題は、物理的なマンパワー不足をどう補うか、ということだと思います。組織を大きくすることは指向してないものの、そこはある種、伸び代を確保できるところだろうなあと思うということと、最初に書いたけど「部下を統率する難しさ」みたいな人が超えなきゃいけない壁を、結構サボってるってことなんだろうなあと。

この記事に書いたような、小さくエッセンシャルにやってるからできたり、気付けたりできること、ってのは必ずあって、ただ、3期目に向けてそろそろ人増やさないと伸びないよね、みたいなことも、当然の問題意識として考えないとなあという気もしています。よく何をやらないか決めることが大事って話がある時に、ずっと「人を増やさない」ってことだけ決まってた変な仕事の仕方だったので。とは言え、2015年になっちゃったら、一人で始めて、もう10年とかですしね。あああと、クライアント数のべ100件、というのもその辺りで到達したいんだよなあ、キリが良いし。だるまもらえるって言ってたし。

最終的に昨日の酒飲んで生まれた願望とかもねじ込んじゃいましたが、自分のできることをそんな感じで要素分解しつつ、組み合わせ考えると、結構面白い話作れるんじゃないですかね、と思うんですけど、どうですかね。仕事術っていうほどの話かどうかは謎だけど。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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