2014/1/3

歴史の話 – プロジェクト・デザインの咀嚼とそこにあるメタファー

いつかET Luv.Lab.で歴史をやりたいと思っていて、先日、山本浩司さんへのインタビューに漕ぎ着けたわけですが、多分、僕、2年前くらいから、したいーしたいーってラブコールしてました。

山本 浩司 – 「歴史家が紐解くプロジェクト・デザインいまむかし」 – ET Luv.Lab.

冒頭で言ってますけど、結局、僕、歴史好きだったんですよね。小学生の時はひたすら、まんが世界の歴史と日本の歴史読んでて、中学受験とかもありましたし、中学入ってからも山川出版の歴史用語集、参照するんじゃなくて読んでました。高校入ってアメリカ行って、止まっちゃって(ああでも英語で学ぶロシア史とかは結構楽しかったかな、忘れたけど)、後はひたすら司馬遼太郎読んでたという。なので、歴史学を専攻することがどういうことなのか、ということに僕はそもそも興味があった。

今回のインタビューでは詳細には触れてませんが、山本さんの専門である、プロジェクターの話に触れています。「スタートアップ」「社会起業」「ソーシャル・デザイン」という辺りに関わってくる、しかも、その「CSR」部分にフォーカスしている、なかなか面白い研究です。具体的な話は、以前、インタビューにも出て来る東大駒場の科学史の講演のメモがあるので、興味がある人は参照してください。

「駒場科学史講演会『プロジェクト』と企業の社会的責任」に行って来た : kosukekato.com

さて、ちょっと話変わりますが、狼煙って通信です。というと唐突かも知れませんが、例えば、チンギス・ハーンや武田信玄が狼煙を活用した人として有名ですが、結構その辺りって初めて知った時、インターネットっぽいなと思ったんですよね。今で言うとソーシャル・メディアっぽくもあるけど。線が広く張り巡らされたものが、面、ないし網になるというような。

ユーザ進化論 : kosukekato.com(2006年だから結構昔の記事ですね)

この時、インターネットのメタファーとして駅伝制度や狼煙を理解していたわけだけど、この関係性って、プロジェクターのプロジェクトをメタファーとして「スタートアップ」「社会起業」「ソーシャル・デザイン」的なことを捉え直すって使い方、できるんじゃないかなあと思ったりしたのです。

で、実は全体観としてそれを論じてもしょうがなくて、だから山本さんがやっている、個別のプロジェクトの文献ベースの検証って言うのが大事なんだけど(当時のビラとか風刺画とか)。

その上で、今行われている新しいと言われている「スタートアップ」「社会起業」「ソーシャル・デザイン」の現場で「行われていること」ってほとんど新しくないんですよ。いやまあ検証してないからわからないけど。じゃあ何が新しいかって言うと「問題の顕在のしかた」と「問題解決する時の手段」だと思うんですよね。前者は例えば、高齢化とか、社会保障費の増大とか、格差とかかも知れなくて、後者は例えばインターネットとか、インターネットとか、ソーシャルとか、クラウドとかだったりする。例えばですけどね。

ただ、その辺、学ぶべきことがあるとすれば、押さえとかないと勿体無い気がしてるんですよね。思考の材料として。

というわけで、早く山本さんの日本語の著作が世に出ることを、割と切迫した理由で待ちわびてますw。

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