2013/12/15

ブランド・タグの話

あんまりファッション関係の仕事をしたことないので、詳しくないのですが、タグってあるじゃないですか。高校生の時に、同級生がここの「タグ」が好きだ、という話をしていて、僕はわからんなあという感じだったのですが、その後、僕もブランディングの仕事を齧ったりするようになってから、タグのデザインというのも何となく気になるようになりました。

写真はLock & Co Hattersというイギリスの帽子のメーカーのタグなんですが、なんかいごっそうだけど、FOUNDED 1676とか書いてあると、なんか納得感あるし、カッコイイなあと思います。古着とか見てると、古いブランドタグとかやっぱりカッコ良くて、それだけ見てても結構楽しい。造形もロゴタイプも。

そう言えば、今日ふと写真撮ったんだけど。

Drake's

これ友人が結婚した時にいただいたものなのですが(普通、逆な気もしますが)、ブランド・タグのところに、二人の名前が入っていて、こういうのやっぱり大事にしたいというか、ブランド・タグってものにスゴイ意味が付随しますよね。ちょっとレアケースだけれども。

一方で、僕、たまに割と失礼なことをするんだけど、ブランド・タグ外す時あります。割とうちにはブランド・タグのない、ジャケットとかネクタイとかある。そういうのって大抵、いわゆる量販店というか、スーパーの衣料品売場とかでたまたま見つけた掘り出し物だったりするんだけど(まあ、僕が掘り出し物だと思っているだけな気もしますが)、なんかそこにあるブランド・タグがそぐわないと、ハサミ取り出して、外すと割としっくり来たりします。まあ気分の問題だけど。勿論、糸穴とか残っちゃうんですけどね。

そういうの別に商品のデザインとか気に入らないのに買ったとかいう話じゃなくて、むしろデザインというか、モノとしては気に入っていて、その上で、僕の中ではそれがデザインされたものと言ってもアノニマス・デザインみたいになっていて、うーんだからやっぱり失礼っちゃ失礼なんだけど、これこういうパッケージのされ方だと腑に落ちないなあと思うと、ハサミ取り出すわけだ。

なんかこれ、ある日突然やり出したわけじゃなくて、確か雑誌読んでて、ファッション・ジャーナリストみたいな人がそうしている、ということが書かれていて、「ああ、そういうのありなんだ」と思って、やり始めたのが発端。今でも、外す時はちょっとした罪悪感はあるんですけど。

翻って、ブランドの話になると、看板好きだし、だからこそモノが好き、ってのは勿論一番綺麗な話なんだけど、看板好きだけどモノはあまりというものもあるだろうし(これはなるべく選びたくない)、看板好きじゃないけどあるモノ一点だけはすごい気に入った、ってあると思うんですよ。なんだろう、マックのハッシュドポテトだけはやたら好きとか、コンビニのハヤシライスが意外と美味いとか、そういうの。

そういう時って、僕の中でブランドに対する不整合が起きてたりするのだけど、そういう時は割とエイヤーってやっちゃうってのもオプションとしてありだと思うんですよね。世の中に、「好きになれるもの」って実はそんなに多くない気がするし。

まあただ、やはり少し罪悪感はあるのである、というか持っておかないとまずいよね、とハサミを持つたびに思うのです。

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