2013/11/16

初めてのインタビューという仕事

しばらく、ET Luv.Lab.をサボっていた分、ここ数カ月で一気にインタビューし歩いている昨今ですが。まあインタビュー業やってるわけじゃないので、それは勿論良いのですが。

昨日、ユレッジで児玉龍彦さんのインタビューを公開しました。

「インタビュー:放射能は取り除ける」 – 児玉 龍彦 / 東京大学アイソトープ総合センターセンター長 / 東京大学先端科学技術研究センター教授 – ユレッジ : 日本の「揺れやすさ」と地震防災を考えるサイト

おかげさまで、いつにも増して読まれているようです。ありがとうございます。

さて、今回、児玉さんに取材にうかがって、テープ起こしして、可能なかぎり、読みやすく、ただし、お話いただいたままに、ということでああいう原稿にしました。いつも通り、ただし、入念に、という感じです。

そう、いつも通り、というわけで、ET Luv.Lab.では40回近く、インタビュアーとして登板しているわけですが、インタビューは趣味です、と言い張っていたわけです。教わったこととかないし。それこそゼロベースでやって来たことで。ただ、ユレッジはET Luv.Lab.とは違い、趣味とは到底言えない、内容だし、座組だし、役割だし。久し振りの、趣味を仕事にコンバートする瞬間だったわけ。過去にも印刷が、イラストが、写真が、どこかのタイミングで「仕事化」する瞬間があったわけですが。

ユレッジを初めてすぐ地震防災のサイトということで、放射能の問題を無視することはできないでしょう、というのはそれこそFacebookページへのコメント含めありました。なんだけど、僕は触らなかった、というか、触れなかった。1つには僕自身が十分にそれをハンドルできそうな準備がなさそうだったこと、2つ目はユレッジ自体がその姿形をまだまだ見定められてない状態だったこと、3つ目は誰に何をどんな風に聞けば良いか皆目見当がつかなかった。

地震防災のサイトなので、って開き直ることもできたかも知れないですけど、これだけ防災にその周囲の様々な知見を、と言っているのに、今回に関しては明らかに連関のある事象・問題を切り離すこともできなくて、方策を探っていました。ユレッジも2期に入って姿形がある程度固まって来て、児玉さんにインタビューできそうということになって、問題は僕の準備でした。

ET Luv.Lab.は基本的に無手勝流というと大袈裟だけど、ぶっつけ本番に近い形で取材に出かけるのですが(ほとんどお会いする相手も知り合いだし)、今回はそういうわけにも行かず。まず、本を取り寄せて、ブログに書評を書き、トークイベントを見つけて出かけ、ブログにまとめ、加藤、急にそういうこと始めて心配くださったかももしかしたらいたやも知れませんが、基本的には僕のための僕の準備だったんです。

取材前日までうーんと天井見上げて考えていて、最終的にMoleskineの片面に本当にアウトラインのエッセンスだけ書いてみて、ただ、これは困った時に戻ってくる筋にしようと決めて、取材に向かいました。

児玉さんはとても穏やかな口調で真摯に福島の除染と、科学技術、科学者のこれからについてお話ししてくださいました。YouTubeの動画「満身の怒り」と評されたあのイメージを持たれていた方は、もしかすると、今回のインタビューを読んで、話の軸はぶれてないし、話は二歩も三歩も進んでいるけれど、一方で、その言語選びの穏やかさに気づくのではないでしょうか。

今回、僕が個人的に思っているのは、児玉さんの本、インタビューを通じて、色々な人に読んでいただきたいなということです。そこまでかな、まずは。

放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学 (幻冬舎新書)
児玉 龍彦
幻冬舎
売り上げランキング: 26,397

僕自身、今回の一連の「仕事」で、学ばされ、気づかされ、場合によっては、励まされたことが多くありました。希望的観測ではなく、希望の話、をしていただいたと思います。勿論、簡単なことではないし、明るい話題でもないし、長い道のりでもあると思うけれども。

ただ、こういう話があることを、知る権利って色々な人にあると思うのですよ。スキャンダラスに煽るでもなく、けしかけるでもなく。

というわけで、もう少し頑張ります。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram