2007/11/1

人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、仇は敵也

NHKの大河ドラマ『風林火山』を毎週見ている自分として、武田信玄の名言の中でもすごく当たり前ででもどっしり座りの良い言葉だなと思っているのが(一説には板垣信方の言葉という説もありますが)、「人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、仇は敵也」という言葉です。これは武田信玄の国作りの考え方ですが、同時にブランディングの考え方としてもぶれない鉄則に成り得ると思います。

終わらせるために始める仕事」で「そのブランドが持続可能に発展し成長し、ブランドを守り育てられる環境が整えば、プランナーが関与せずとも、ブランドは一人歩きしていく」ということを書きました。そのために何より必要なのは「人」なのです。

例えばロゴを作ったり、パンフレットを作ったり、WEBを作ったり、そう言った成果物も大事なのですが、そう言ったものをブランドのあるべき姿をなぞってディレクションしたりプロデュースしたりできる人を社内に育て、ブランドが持続可能に発展し成長し得る体制を整備するのが実のところブランディングの目的です。

そういう意味で、多くの仕事と同じように、ブランディングもまた、「人を育てる」ということをおざなりにすることはできないのです。あらゆるコンタクトポイントにおいて、結局ブランドを体現するのはそれぞれの担当の「人」ですから、そこにブランドが息づいていなくてはなりません。

その上で、勝ち負けではなく、そもそも「戦わない」「戦わなくて良い」状態を作ること、それこそが実は最強ということだと思います。「情は味方、仇は敵也」です。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
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