2013/9/17

「ネット世代は自分に都合の良い情報しか得ない」という話

ネット世代は、「自分に都合の良い情報しか得ない」、みたいなのたまに読みます。まあ、ある程度は正しい気がします。かく言う僕も、新聞取ってないし、テレビ家にないし、ラジオをradikoでたまに聴くくらいかな、あとNHKオンデマンド使いますけど、観るのニュースじゃないし。本は結構読みますけども。雑誌も最近はあんまりか。みたいな感じで。

ネットで「自分に都合の良い情報」とか検索かけると色々な人が色々なこと言っていて、前に読んだ記事は、新聞読んでる人が少ない今だからこそ、新聞読むべき、みたいな話になった気がします。ホントかなー、という気がします。

少なくとも示唆的な文脈で、どういうメディアから情報を取得するべきかみたいな話は、概して不毛な議論だと思っていて、新聞好きなら新聞読めば良いし、ネットが好きならネットでやれば良いし、テレビだって良いだろうし、ラジオも良いし、本とか雑誌だって大事なソースだと思います。

問題の本質は本当はそこじゃなくて、「自分に都合が良い情報」という時に、自分の都合、ということが趣味趣向に紐づくんじゃなくて、自分のアクティビティに紐づいているかどうかという問題な気がして、趣味趣向は勿論一つそれで良いんだけど、そもそもの都合をたくさん持っておけるかどうかってことだと思うんですよね、新聞が網羅的だとするならば。

実際、新聞が網羅できることって勿論限られていて、例えばそれは社会の良識として機能するのかも知れないですけど、それ抑えておけばという部分だろうけど、それ抑えておけば良い世の中でもない気がするのと、まああんまり面白くないですよね、皆知ってる話だし(社会問題として重要です、みたいなのはありますが)。かと言って、さっき出したみたいな、新聞を同世代が読まなくなった今だからこそ、新聞を読めば、みたいなことは、まずない。

新聞を読んでるのと同じくらい、人としてきちんと情報を厚みを持って蓄えようと思ったら、色々なところに色々な対象とのコンタクトポイント作るしかないと思うんですよ。それは人だったり企業だったり場所だったり、まあ色々ありますよね。

ずーっと同じ場所にいて、ネットで情報収集してるのは、まあ「自分に都合の良い情報しか得ない」のかなあと思います。そういうコンタクトポイントで発生した新たな興味で、ネット活用しながら、自分のアクティビティに「新たに取得した情報」を紐付けていけば良いはずで、多分、齢60歳になっても、自分のアクティビティに新聞に書いてあること全部紐付けられる人、いない気がします。

偏向報道だ、情報操作だ、記者の質だ、みたいな話は、情報というものに接している限りメディア変わってもどこにでもあるもので、そこ議論するだけ無駄な気がしていて、なんで「ネット世代は自分に都合の良い情報しか得ない」のか、ってのをメディアどれ選ぶかって話にしないで、というかそういう問題がそこにあって、それを解決しようとするのであれば、本当は個人のアクティビティの話になると思うんですよね。

だから、「ネット世代は自分に都合の良い情報しか得ない」という議題を解決しようと思うなら、「働け」「動け」「人と会え」って言うのが良いんだと思います。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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