2013/9/16

Blue Bottle Coffee本とサードウェーブコーヒーって日本でどうなるんだろう的な話

The Blue Bottle Craft of Coffee: Growing, Roasting, and Drinking, with Recipes
James Freeman Caitlin Freeman Tara Duggan
Ten Speed Press (2012-10-09)
売り上げランキング: 3,839

随分前に買ってあって、寝床に置いて、寝ては読み寝ては読みしてたんですが、やっとこさ読み終わりました。良い本ですね、これ。僕がざーっと見た限り、日本でこの手の一つの店舗が出してる本でここまでセンス良くまとまっているコーヒーの本は今のところない気がしますし、Blue Bottleのコーヒー、何度か飲みましたが(土産で持って来てもらって家でですが)、美味かったですし、WebとかFlickrとか、あと @taromatsumura がアップしてるInstagramとか見ててもやっぱりかっこ良いですよね。

こちらの本と、fe.a coffeeで聞いている話を鑑みつつ、ふむふむと思いながらでもこれドキュメントとして整然と整理されてるのはやはりこの本だろうなあと思いました。あと後ろの方にレシピのコーナーとかもあって、甘いモノとか好きな方は楽しめるかも。Blue Bottleはネットショップからしてかっこ良くて、コーヒー豆を選ぶ時に、コーヒーの淹れ方でソートかけさせるんですよね。多分、これ王道のやり方ではないはずで、なんかそういうのもフィロソフィーを感じるし、遠目に(遠目にですよね、ホント)見てても、文脈作りが上手い。普通に部屋に一冊置いておきたくなるようなカッコ良い本です。

Blue Bottle Coffee

さて、ついでにサードウェーブコーヒーについて最近考えていたことを少し。

多分、海外のサードウェーブコーヒーって、言ってもそんなに店舗拡大するようなビジネススキームじゃなくて、東京・大阪・名古屋・福岡とかですか。順当に考えると(もっと渋い線来るかもだけど)。でも、一方でシングルオリジンのコーヒー出すとは言え、ハンドドリップとかじゃないコーヒー、カップで出てきても美味いかなあ、という疑問が。

【ミスタードーナツ】“World’s best coffee”を掲げるミスタードーナツの新しいコーヒー 9月13日(金)『ミスドオリジナル ローストコーヒー』 – MSN産経ニュース

悪いと言ってるわけじゃなくて、手軽過ぎてかえってそういうものの魅力が伝わりづらい気がする。サードウェーブコーヒーって、スタイルとか、トレンドとか言うより、個人のコーヒーとの接し方、みたいなことだと思うんですよね、おそらく。という時に、僕が一番今回ビジネスとして可能性あるのは、やっぱり全国的にインフラ持ってるところじゃないかなあと思うんですよね。

なんかセカンドウェーブ、StarbucksとかTullly’sとかKaldiとか辺りが、新しい世代に家で自分で淹れて飲むことにこだわることの訴求できると、一番可能性あるんじゃないかなあと思います。東戸塚じゃ、多分、fe.a coffeeで豆その場で世間話しながら焙煎してもらって、家で好きな音楽聴きながら好きなカップで飲むのが一番サードウェーブっぽいもん。だから、第三の波をビジネスチャンスとして捉えると、そういう豆の小売販路を全国規模で持ってるところが一番面白くて、Tully’sとかEhthiopia Mochaってちょっと面白い豆出して、僕も美味しいなと思って貯め買いしたんですが。後は地域密着型の小規模小売ですよね。

まあでも、さっきFacebookに書いたの貼りつけておいた通り、誰かといるならまだしも、一人でカフェでコーヒーでリラックスとか、よっぽど空いてない限り、知らない人の話声とか聞こえちゃって、僕全然できないですし、やっぱり日常性というか、日々の暮らしにどう組み込むかってのが、大事で、そうじゃないと、目先変わりましたね、で文化として根ざしはしないんじゃないかなと思うんですよね。まあ僕、あんまり都内行かないから言ってるんですけど。

先日もイギリス在住の友人と僕がもらったスペインのパパブブレという飴について話していたのですが、そういうの日本にあるのすごくて、本当美味しいものって、大概日本に行ってるよね、という話になって、でもそういうのって消費の対象になっちゃうからなかなか文化として根付かないよね、ということにもなりまして。で、その辺、結構、本質的な問題だよねえと。ちゃーんと、長い時間、愛されているお店もありますから、全体観の印象としてですが。

まあどうなりますかね、サードウェーブ。そんなことを考えつつ、読み終わり。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。1998年よりデザイン会社のパートタイムアシスタントとしてWeb制作を経験。2005年に独立、フリーランスとして、企業、個人、NPO、独立行政法人など、様々な領域でのITやデザインによるサポート業務に携わる。2018年、加藤康祐企画設計を開業。これまでの経験を活かし、より広い視野でクライアントの問題解決に取り組み、クライアントと一緒になって新しい価値創出をし、平静な社会の実現を目指す。

加藤康祐企画設計

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