2013/8/23

ソーシャル・グラフとネイバー(Neighbor)

そうだそうだこれ書こうと思ってたんですよね。引っ越して来てから、実はあまりご近所付き合いというのがなくてですね。むしろこのエリア、子育て一家が多いので、地域的にはご近所付き合いが新興住宅地にして密なエリア、のような気もするのですが、独身ということもあり。逆に昼間からフラフラしているので、商店街のお店の方とかには良いお付き合いをしていただいていて、ありがたかったりするのですけれども。

そう言えば、実家にいる時は、近所で(家から歩いて3分圏内)畑をやっておられる方がいて、たまあに軽トラに野菜積んで売りに来ておられました。やっぱり郊外だと八百屋さんとか豆腐屋さんとか、軽トラとかバンで行商というか販売に来てくれるのって、ありがたいもののような気がして、特に地産地消と言わずとも、町内会内での消費にともすればなるわけで、そういうの良いなあと思うわけです。

この秋は、ETでネットショップを立ち上げたいなあと思っていて、一番手間のかからない方法でそれをやろうとしていて、僕の仲間の商材をカジュアルに売る場所として、ちょっとゆっくり試し試し育てていきたいなあと思っているのですが、まあ多分、当初は、仲間の知り合いが買うんだろうなあ、とか思うわけですよね。

それ多分すごくナチュラル。

以前、クラウド・ファンディングって、知り合いか、知り合いの知り合いくらいまでが、普段応援している人に、なかなか実行力のある形でサポートできないけど、クラウド・ファンディングって形態を通じて、サポートをする、みたいなことで、全く無名の人のためのものでも、すごく有名な人のためのものでもなくて、敢えて言えばその中間に位置する活躍している人のためのプラットフォームだって話を聞かせてもらって、なるほどなあと思った覚えがあります。

つまり、プレイヤーの人達の、仲間、というわけでもない、言わばソーシャルグラフ的な意味での「ご近所さん」が手伝っている。そこは、頻繁に連絡を取っているとか、常々コミットメントを働かせているというより、何となくポジショニング的な「ご近所さん」ってのが多いんじゃないかと思うんですよね。

以前、『世界がもし100人の村だったら』って本が話題になりましたけど、あれって構造的にはグローバルとローカルを上手にダウンサイジングした上でスケール感を持って考えるための方法論、みたいなことだったと思うんですけど、まあ割と100人の村で充分ですよね、って話もある気がしていて。

それは勿論、100人の村を作ろうという話ではなくて、例えば、農家さんに100人のお客さんがいたり、先生に100人の生徒さんがいたりすれば、それなりに回るエコシステムができるんじゃないかなあと思っていて、事実、おそらくそういうものが世の中にはたくさんあって、何十万フォロワー集めずとも、そこにきちんと商圏を作るための方策って、昔からある気がしていて(むしろ、通信や交通の制約が多かった昔の方が有効性があったはずで)、グローバリゼーションとローカリゼーションの二択じゃなくて、ソーシャルグラフをベースにした、遍在するローカリゼーション、だからソーシャル・グラフ的な文脈で言うところのネイバーによる商圏、ってもう少しフォーカスしても良い気がするのです。拡散とか傾聴とかエンゲージメントとかいう話以外に。

勿論、グローバリゼーションって大事で、ダイナミックな話だけじゃなくても、例えば、Etsyで僕がリトアニアのネットショップに旧ソ連の時計を注文したのとか、限りなくPeer to Peerですけど、先方からしたら、日本の横浜ってところから注文来たぞってことだろうし、こちらからすればリトアニアから届いちゃったよ、ってことになるわけで、でも、そこにかかるコストってすごく圧縮されていて、違う意味での、すごくダイナミズムのある世界で。

そういうことはそういうことで僕はすごく好きなのですが、もう少し近い肌感覚で、ご近所の商圏を、ソーシャル・メディアとかインターネット的なことを上手に使いつつ、作っていけると、そういうのはそういうので面白いし、ビジネス考えると、中小企業のBtoBのビジネスってそもそも大体そんな感じですよね。特にインターネット登場以前のそういうことって。

そういうことを若い世代にも、もう少しリアリティ持って提示できるの、結構、僕らの世代のミッションかも知れないなあと思ってます。僕は評価経済とか全否定に近い人なので、どっちかと言うと、そういう意味でのSmall Businessをきちんと育てていきたいなあと思います。

近所付き合い大事という話でした。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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