2013/6/3

地域防災と地図の日常性

今日、面白いなあと思ったのが、流山市のオープンデータを活用した「災害に強い地域づくり」のための共同研究という発表です。

オープンデータを活用した「災害に強い地域づくり」のための共同研究

このリリースに添付されている、流山市共同研究説明資料というのが興味深かったです。

色々な防災に関連する情報を色々な機関や企業からキュレーションしながらマッピングして、場合によってはKMLやAPIの形で共有する。これが日本でくまなく使えるようになったら、意味あるなあと思いました。

一方で、今ちょうどBlabo!で「思わず防災しよう!と思える防災アプリがAppストアで1位!それってどんなアプリ?」という地震防災アイデア会議室の第二弾をやっているのですが、地図情報に何が重要かって、「日常性」ってことじゃないかと思うんですよね。

あんまり僕、位置情報とか地図情報に関わるような仕事をこれまでしてこなかったので考えることもなかったのですが、多分、ここ20年くらいで僕らが地図見る機会って増えてるんじゃないですかね。カーナビ然り、スマホ然り、デジタル化によってストレスレスになったことも含め。

地震防災アイデア会議室のアイデア見てても、日常と災害時の導線って、まさしく言葉にすると「いざという時に」なんだけど、そこのシームレスさというか、滑らかさみたいなのがキーになって来るのではないかと思います。

そうすると、一般生活者に直接情報を活用してもらうためには、「いざという時に」より視聴率の高いところに渡せるようにしておくという考え方が1点。GoogleとかYahoo!とかナビタイムとかありますよね。

もう一つは、「いざという時に」すぐに使えるようにパッケージをアクセサブルな状態で用意しておくという考え方が1点。今だったらスマホアプリになると思うんですけど。緊急地震速報のアプリ、入れた人多いと思うし。

インターネットには情報が偏在している、だからキュレーションの時代、という文脈があったけれど、リアルの情報も偏在しているんですよね。研究機関や企業に専門性の高い情報、ないし精緻なデータが偏在している。それをマッシュアップすることは、交渉的な部分や整合性を含めて、どこかがやらなければいけない。その上でマッシュアップしたものを更にその先に渡す部分、ってのが大事になって来るように思います。防災が重要と広報に励んでも、やっぱりリーチに疎が生まれてしまうと思う。

この辺、うまく機能すると防災のためのエコシステムみたいなのが、災害時の最後の生活者とのコンタクトポイントが必ずしも行政ではなく場合によっては民間のサービス、ってことでも成立し得るんじゃないかと思ったんですけどね。その辺ができると総力戦できそうだよなあなどと考えながら、読んでました。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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