2013/4/13

〇〇やってます力

この間、プロマネの話を書いたので、今日は久し振りに営業の話を書こうと思います。まあなんだかんだ言って「よっしゃ、取れた!」という時の爽快感はスゴイものがあって、例えばサイト公開をした時の「やっと、できた」感というのともまたちょっと違って、基本的に瞬発系なので、営業はまあ馴染みます。

さて、僕の営業で「WEB作れます」とかあんまり役に立たないです。

あと、僕の営業で「PHP書けます」とかあんまり役に立たないです。

何が役に立つか。

実績っちゃ実績で、フリーランスで実績が大事ってどこでも言う話だけど、あんまり有名な会社と取引があるのとか役に立たないです。僕のターゲットというか、僕の需要がある会社があんまり「世間的に」有名な会社とかでもないので。

だから実績と言っても僕の場合に大事なのは、「〇〇社と取引があります」とか「☓☓社と取引があります」とか(ここでDとかHとか書かないのが奥ゆかしい、あ、書いた)というより、どういう業界の仕事をしているか、例えばそれは、農業だったり、宇宙だったり、鮭だったり、化成品だったり、最近だと防災だったりするんですけど。後はどういう立てつけで仕事をしているか、例えば、広告的なことなのか、もう少しキャンペーン寄りなことなのか、広報機能を包含しているのか、どこからどこまで面倒見てるのかとか。その上で、どういう役割を果たしているのか、WEB作ってるだけなのか、もう少しモノ作り全般見てるのか、イニシャルなのかランニングなのかコンサル的な動き方もしてるのかとか。

ようはロジックとして実績に信用を担保させるのって、実は結構危ないんじゃないかと思うんですよね。発注理由が作ったものに依存しちゃうと、人間への評価に話持って来れないので。

営業する限りは、営業している人間への評価が発注へ直結する方がおそらく良くて、そういう意味で言うと、きちんとクライアントのビジネスを咀嚼して、自分の経験領域と紐付けて、自分の能力を活かす提案できた方が良いと思います。「何作りました」って話が全く役に立たないとは言わないけど、「何作りました大会」での競争力とか、絶対ネームバリューのある会社に勝てないし。

だから、〇〇やってますって話は、うちの唯一の商材だと思うんですよね。その上で、それ売らないで(売れないし)、自分を売る、という作業をやっていくと、仕事が取れたりして、「よっしゃ取れた!」みたいな話になります。

なので、割となんでもやるんです、はい。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram

(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円