
ユレッジ – スモール・ユニット・メディアへの挑戦
本日、ETでユレッジというサイトを公開しました。
思い起こせば、TEDxKeioSFCが行われた日、つまり、ET Luv.Lab.の冒頭部分が、このプロジェクトのキックオフでした。
東 宏樹 – 「揺れやすさ、というファクト」 – ET Luv.Lab.
僕は当然「地震」に関しても「防災」に関しても、ずぶの素人ですから、とは言え、持ちかけられた相談、応えたい。色々な人に話聞きつつ、色々な人の手を借りながら、年が明けチームで集まって、脇目もふらず(それは完全に嘘だな)、えっちらおっちら進めてきたのがユレッジです。
よく「震災の記憶を風化させない」みたいな話ありますけど、僕どっちかって言うと、個人が震災のことを済んだ話にするか、それで済まさないか、ってだけだと思うんですよね。言ってしまえば、それだけのことだと思う。
今回は、多分、10年振りくらいじゃないですかね、プロマネをしました。コーディングのアウトソーシングの管理くらいはやってましたけど、基本的に複数人で並列的に進めるようなプロジェクトのプロマネはホント10年振りくらい。学生以来やってない。僕は走りながら考える人なので、一緒に動いていただいた方々は大変だったと思うのだけれども、何とか器に綺麗に公開のタイミングで納めることができました。本当にありがとうございます。
とは言え、基本的にコアは4人でやっていたので、やっぱりスモール・ユニット・メディアなんだろうと思うんです。これがメディアになり得るか、って言うのはこれからの話しなんだけど、ET Luv.Lab.が3年やってみて、自分が言わずとも人にメディアと呼ばれるようになったように(PVとかあんまりないすけど)、ユレッジもただしこれは、ET Luv.Lab.のように完全に僕一人で回し続けようと思っているものでもないので、なんとかなる気がしています。
ビデオ・ブロガーとは何か : スモール・ユニット・メディアの可能性 : kosukekato.com
もう一つ、僕が考えているのは、メディアって情報のメディアって言うより、防災というMediumがあって、そこに色々なものをアジャストしていけるんじゃないかと思うんです。僕が今、色々な方に寄稿をお願いしている、「Think Like A Bird – プロフェッショナルと描く防災の鳥瞰図」というコーナーがまさしくそうで、ただ、ユレッジが防災においてMediumのポジションを取れるって言うのは、J-SHISの科学的学術的な見識がサポートしてくれてるから、という構造です。J-SHISなくして、何もできないですからね、今回。あと、勿論、東日本大震災があったから、防災が色々な分野のMediumに成り得るというウエイトを持っている、という部分もあると思います。
じゃあすごく中立なことをやろうかと思っているかというと、全然そうではなくて、それはせっかくのスモール・ユニット・メディアなんだから四方八方動かしまくろうと思ってます。ただ、どこに動いても対応できる、という意味でのバランス感覚は持っておきたい。
ホント、これからこれから、ってこないだ友達に書いたけど、それホント、自分に言ってたんです。これからこれから。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)