2013/4/5

『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』 ソーシャルデザイン会議実行委員会

待ってた友達の本が、僕の凡ミスで注文完了してないことに気付き(そら待ってても届かないよ)、やっとこさ手元に届きました。

希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン
ソーシャルデザイン会議実行委員会
宣伝会議
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なんですかね、テンション的には「紙芝居の読み聞かせ」に近いです。そういう手ほどきがあって、事例が並ぶので、スキームとか、ビジネスモデルみたいなものをすごく掴みやすい。導入から、解説があって、事例があって、インタビューもあって、すごく立体的に作ってあるなー、という印象。で、全体観としてもっさりしてない。勿論、踏み込もうと思えば、全然もっと踏み込めると思うけど、話のスタート切るには適切な「間合い」の取り方だと思いました。

ちょうど昨日、「それボランティアですか?」という問いとその答えというのを書いてて、巻末の方に井上雄彦さんのインタビューがあって、なるほどなあと思いました。そこに、「人の強さって助けてと最初に言えること」みたいな話があって、このことに関しては僕は「続けること」という話からぶれないんだけど、まあ「助けて」って周囲に言わないと続かないし、そういうこと言えるようにET作ったってのもあるし、日がな言いまくっているので、納得感がありました。

それからソーシャル・クリエイターとか、ソーシャル・デザインということと僕自身について。僕はこの本読んで、ソーシャル・クリエイター目指そうと「全く」思わないけど、こういうものがポコポコ生まれていくためには、やっぱり構造的に視覚化される必要があって。その上で、若い人、に限らず、自分のモチベーションをプロジェクトのロジックへ繋ぎこみためのモデルが提示されるのは有益だろうと思います。ただ、僕はあくまで商売を考えてるので、違うんだろうな、という感想。

後は「ソーシャル・グッド その2」に書いている、社会にコミットすることと、そのギャランティについて。これ現場の人と話すればするほど、割と深刻だなあと思っていて、「続ける」ために「助けて」というだけでも回らない部分だと思っていて、だからここにしっかり商売が入っていかないと思ってます。僕も大したことできないけどね、頑張ろう。あ、なんかきちっとマネタイズするところまで含めたワークショップも宣伝会議さんでやっておられるそうですよ。

この手の話って、ともすれば「綺麗事」って言われがちだと思うんですけど、綺麗なこと丁寧に紐解いていくと、ストンと腹に落ちるという良い例だなあと思いました。あと、すごーく重箱の隅をつつくと、キーワードを説明するページがあって、さっき部屋で「やられたー」って一人ぼやいてました。面白かった。良い仕事。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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