2013/3/25

一関、平泉:東北を普通に観光する

あいつ、週の頭から何やってるんだ、という感じの今日。今回、明日からのブロガーツアーのために、一関に前泊する必要がありまして、夜とりあえず入ってくれてれば良いですってオファーだったんですが、一関ってどういうところかなあと思って事前に調べたら、平泉まで8分で。ずーっと行きたかったんですよね、平泉。でだ。

読者の方はご存知だと思うんですが、震災以降は基本的に僕は東北は何らかの震災関連で来ています。まあ、やることやったら、遊んでるけど。ただ、ふと気付いたんだけど、震災の前、仙台から松島見て蔵王を抜けて山形行ったり、奥入瀬行って八甲田山上がって青荷温泉のランプの宿に泊まったり。普通に東北に旅行に来て、普通に東北を楽しんでいたなあと気付きました。ついこの間、沖縄行ったから、息抜きは別に必要なかったんだけど、ただ考えたのは、「東北を普通に観光する」ってことができないと、それはそれで嘘だなと思って。僕、薄情なヤツなので、東北が特別好きです、ってわけでもないし、石巻が特別好きです、ってわけでもないです。というか、そんな風にする必要は全くないと思っていて。勿論、今回も仕事はあるんだけど、今日限りは、僕が一人でいつもの本気の観光をする、って言うのをやって来ました。最後までお付き合いいただけると幸いです。

一関

とりあえず、2時間半、一ノ関を目指します。割と近いじゃん、と思えるタイプで良かったw。

宿泊地の一関。東京から新幹線で2時間半。とりあえず、何か間違いがあるとまずいので、宿泊先のホテルの場所を確認して、平泉に東北本線で移動かなあと思いつつも、観光案内所に立ち寄ったところ、厳美渓という渓谷があることを知り。写真撮りとしては平泉の旧跡も良いけど、風景もね、というわけで、路線バスに乗り込みます。20分くらいのバスの旅。

厳美渓

まあ、とりあえず、写真から行きますか。

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本当に厳かで美しい渓、という名前がぴったり。ある意味、それしか言うことないっす。桜の季節はもっともっと綺麗らしいです。

まるきや

厳美渓で、春待そば、という看板を見つけ。そばにそんな名前をつけるそば屋は良い店に違いないというわけで入りました。「春の訪れと息吹きをからみ大根で」という添え書き。そんなのは、頼むしかない。

春待そば、という看板を見つけ、そばにそんな名前をつけるそば屋は良い店に違いないというわけで。春の訪れと息吹きをからみ大根で、というわけで、大皿に盛られた春の山菜やキノコと太いしっかりした蕎麦を辛味大根と一緒にいただく。大皿にどかんと盛られた姿もかっこ良い。辛味大根の残ったツユに蕎麦湯注いで只今ご満悦。割とのっけから、ホームラン。

春の山菜やキノコと太いしっかりした蕎麦を辛味大根と一緒にいただく。大皿にどかんと盛られた姿もかっこ良い。辛味大根の残ったツユに蕎麦湯注いで只今ご満悦。割とのっけから、ホームラン。

毛越寺

厳美渓を後に平泉を目指すわけですが、まあ公共交通機関さすがにないので、タクシーのお世話に。知っている人は知っているんですけど(実演済み)、僕とりあえずタクシーの運転手さんとひたすらどうでも良い話しながら情報収集するの得意でして。厳美渓の季節の話をして、いつ観光客の方多いんですかって話して、旅の目的を聞かれたので、ちょろっと話したら、震災の話を。岩手は復興が遅れている、という話で、まだ見てないからわからないけど、多分、聞いてる話だと復旧フェイズなんだと思う。

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いやあ良かった。言葉にすると、浄土、でもなく、禅、でもなく、莫、という感じ。ちょっと季節柄、寂寞だったけど。良い季節に来ると、平安時代さながらの衣装を着て歌人が和歌を詠む行事があるそう。

中尊寺

毛越寺から、途中、平泉町健康福祉交流館 悠久の湯、というところに立ち寄ってラムネ飲みつつ、近道教えてもらって、てくてく中尊寺まで歩きます。30分くらいかな。

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歩けば、観たい景色が見れるという良い例。さてさて、お待ちかね、中尊寺。

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中尊寺と言えば金色堂なわけですが、僕の趣味で言うと、金色堂はそれなりにこじんまりとしているのが良かった(まあ金だから、さすがにでっかく作れないしね)。奥州藤原氏の栄華を誇る絢爛豪華な浄土の再現、ってことだったら、もしかしたら、うーんってなってたかも知れないけど、その辺に可愛げがありました。ただ、中尊寺で一番気に入ったのは、能楽殿でした。能楽堂でも、能舞台でもなく、能楽殿。春と秋のお祭りの時には実際に能が披露されるそうです。

高館義経堂

ちーっと時間なくなってきたので、こちらはタクシー乗って、無量光院跡への道すがら寄ってもらいました。予定なかったんだけど、運転手さんに北上川綺麗だと言われ。北上川はこの間、雄勝に行く道すがら、車で河岸を走ったのでした。雄大って繋がってるってことですね。

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民家

無量光院跡は残念ながら多分芝生えてないと景観にはならなくて調査発掘中ということもあり、平泉の駅に向かって歩いてたんだけど、道すがら民家という民家の店を見つけ。郷土料理、八斗汁、って書いてある。食べました。

おいしそうおいしそう。こたつで食べる八斗汁。

東北らしい辛めの味噌でけんちん汁みたいに仕立ててあるんだけど、そこに煎餅状の、ちょうど耳たぶみたいなモチモチプリプリのお餅が入ってます。これが、もう美味いのなんの。こんなの東戸塚にあったら、皆牛丼食わないね。驚愕の550円。

ホテルで仕事しましたー(Excuse)

三男坊

破壊的なの行きます。

うーん、才能だな。おつまみ白子に殻牡蠣。

すい、という魚の刺身。弾力がすごい。好み好み。

若竹煮。わかめの香りがするので、きっと正しい若竹煮。

鯵ヶ沢産かんかい。こらー、美味いわー。

どじょう鍋来ました!

牛タンに白米頼んで、どじょう鍋の汁残しておいてもらって、スープがわりにすすっちょります。こんなんここでしかできんだろー。

もう抜群でした。すい、という魚の刺身は初めてだったし、牡蠣はさすがの三陸の牡蠣だったし(わかんないけど)、かんかいという魚の干物をマヨネーズつけてつまむのも乙だったし、なんせ、どじょう鍋ですよ!兄さん。出汁にどじょうと葱と豆腐で卵とじ。こんなこと言うとあれだけど、柳川鍋よりこっちの食べ方の方が美味しいです、僕的には。しめは、牛タン頼んで(これは仙台で食うほうが美味い)、白米と、どじょう鍋の残りの汁。懐メロ番組流れる店内で、おばさんは今日定年退職だったって話をし、おじいさんは厚生年金の話をし、おじさんは30万円が15万円になるという話をする。ここは地元の人にとっては多分そういう話をするところで、だから、特段お客さんとはお話を今回はしようとしませんでした。最高に良い店だった。

まとめ

僕は基本的に東北行ってお金落とすべきとか思わないし(そんな支えになるほどお金落とせないし)、今こそ東北に観光に行くべきとか言うつもりもないし(それはJR東日本を初め頑張ってる)、なんだけど、普通に行ってみて、行ってから考えれば良いと思うんですよ、どうなるかなんて。それはどこ行ったってそう。知らない土地に行くってことはそういうことなんだと思います。それでうまくいくこともあるだろうし、うまくいかないこともあるだろうし。ただ、「未知」は宇宙にも深海にもあるように、人の営みにもある。そう思います。

最初に一関駅に到着して、foursquareでチェックインしたら「駅が地盤沈下しました」って表示されました。でも、そういうことだし。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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