2013/3/11

直売と買い付けに見る、BtoCとBtoBtoCのクオリティ・コントロール

ちょっと残念なお知らせです。これ当たり前と言えば、当たり前なのかも知れないけど。旅先の北窯の直売所で、自分が使っている皿と同じものの写真をiPhoneからアップしました。で、この時、気付いたことがあります。僕が使っているのはネットで買ったヤツなんだけど。

「うちにあるものの方が良い」

例えば野菜買う時に、生産者から直接買い物できたら、より鮮度の高い美味しいものが手に入ると考えるのが一般的なことかなあと思います。多分、そうなんじゃないかな、と思います。でも、今回、違うことを感じた。

「買い付け」って言葉がありますよね。目利きができる卸の人が、直接現地へ買い付けに行く。大概、窯焼き終わったタイミングで、できたものを買い付けに行くんだと思うんですけども。

一方、「直売」がある。僕が今回買い物して来たのは、いわゆる直売所というやつで、好きな人も行くのだろうし、観光客(僕、観光客です)も行くのだろうと思います。

その上で。

「買い付け」って生産者にとって、BtoBtoCの商売なんですよね。取引的にはBtoB。

一方、「直売」って生産者にとって、BtoCの商売なんですよね。

ということを極めてビジネスとして考えた時に、どちらの優先度が高いか?と考えると、それってやっぱりBtoBtoCってことにならないですかね。ボリュームも読めるし、価格交渉もできるし、話も通じるし。

一方、BtoCって、やっぱりビジネスとして考えると、当たるも八卦当たらぬも八卦というか、読めないというか、水物というか、ボリュームも読めないし、価格交渉もできないし、話が通じるかもわからない。

だから、「現地に行ったらより良いものが買える」ってことは全然なくて、そう言えば鹿児島に以前旅行に行った時にも、焼酎の有名な銘柄は、地元の酒蔵と付き合いがある人は手に入れられても、後はほとんど都市圏に出ちゃうよ、って話を聞いたことを思い出しました。

ビジネスとして考えると、すごく合点が行きます。そしてこれは多分商習慣として、捻れていない。焼き物に出来のよいものと悪いものがあるとして、より良いものが優先順位の高いところにいち早く流れるのはある意味での必然で。

そういう意味では、やっぱり流通業者って大事なんですよ。ただ、そこで値段が大きく釣り上がってたら、それはディールにならないだろうし、でも目利きを介す価値って実はその辺にあって、よく「信用の担保」って言ってることが、一点一点出来が違うものを扱っているがゆえに効いて来る。

だからと言って、じゃあ全部東京で買いましょうじゃつまらないし、東京で手に入らないものの方が実は多いんだけれども、多分、BtoCで本当に良いものを手に入れようと思ったら、それってやっぱり特別な付き合いが必要なんだろうな、と思いました。

この辺は、一次産業に限った話じゃなくて、本当に色々なところである当たり前のことのような気がします。

陳列するものを選ぶ、というより、強い関係性を持っている、ってことが、むしろ「目利き」の価値なんでしょうね。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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