Local to Social, Social to Local
なんか昨年末か年明けか、年賀状を認めている時に、ふとある公私に渡ってお世話になっている方へ一言添える時に何となく出てきたフレーズなんですけど。今考えると、自分の今年への期待値を先輩に聞いてもらいたかった、みたいなことかも知れないですね。
別にこのことって決して新しい話じゃないですよね。例えば、グルーポンとかそうだったかも知れないし、こないだも西海岸ではどんどんローカルのソーシャル化が進んでいるみたいな話にもなったし。
ただちょっと今日はそういうITっぽくない話しようと思います。
僕、去年のイベントで知ったんですが、横浜と石巻って結構繋がってるんですよね。 @yoichikoizumi 君がいるオンデザインも横浜の会社だし。
「石巻と横浜をつなぐ」YCCに行って来た : kosukekato.com
ここで出てくる「日和アートセンター」と「ISHINOMAKI 2.0」の喋っていたお二方と、今回の石巻行でそれぞれ少しお話することができました。日和アートセンターの方は本当に初めてだったし、ISHINOMAKI 2.0の方は行くたびにお会いしているんだけどきちんとご挨拶したのは初めてで。
そういう、横浜でお話を聞いた方と、その方達に会うという目的で行ったわけではないのに、石巻でお話できる、ってよくよく考えると面白いですよね。始発で出れば朝の10時には着ける石巻、とは言え(始発で行ったことないけど)。勿論、僕が横浜にいて、その方達は石巻にいて、僕は横浜から石巻に行ったから、当たり前と言えば当たり前なんですが。平たく言うと「石巻と横浜をつなぐ」ってのがイベント単体で少なくとも僕にとっては機能したということになる。
これ別に石巻のことに限らないと思っていて、東京と横浜って距離感でも物事は大分違うと思うし、もしかしたら、東戸塚と上永谷くらいの距離感かも知れないし、場合によっては野毛とみなとみらいって桜木町駅を挟んだ反対側レベルの距離感のことかも知れないし。
色々違うんですよね、多分。距離の隔絶って。
それは全然マズイことじゃなくて、土地に固有の文化がひもづいているっていうのはとても大事なことで、だからこそ、その土地に紐づいている固有のものを繋げてダイナミズムを産み出していく、みたいな話になった時に、僕が持ち出すべきキーワードって「IT」とか「ネット」より、むしろ「ノマド」なのかなあと。
で、そういう色々な場所への色々な知見を溜め込んでおいて、その上で何かできるかという時に、「Local to Social, Social to Local」っていうのが生きてくるのかなあと。今もいつもとちょっと毛色の違うことをやってみようとETのパートナーと相談していて、ちょっとワクワクしているところなんですが。まあただ、これを言うには、まだまだ動けてない。なかなか仕事や目的なしに動き回るわけにもいかないし、そのための資金と時間が潤沢にあるわけでもないので、年月はかかると思うんですけど。
ただ、地方の仕事を増やす、という話で終わらせないで、なんか、そういうことやらないといかんのじゃないかなー、とぼんやり考えてます。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)